第22話 婿殿であれば可能であろう?
「5人だって?」
リリムがびっくりした声を上げた。
「第一教女のラミ姫から、第五教女のルリ姫まで託されちゃったよ。眷属でもないのに貰える訳が無いって言いたいんだけど……」
「なるほどのう、国ごと貰ってくれと言われたのじゃな?」
「エリス様。そうなんです。すみません。眷属解放も進めなくちゃならないのに」
「そうじゃのう、
「でも無理ですよね」
「ふむ、
「え?それは、どういう事です?」
エリス様が言うには、亜神の欠片とは名のごとく、前世や先祖に亜神(眷属)がいた場合、その欠片が子孫に残ることがあるそうだ。
その欠片を持っている人は亜神に至る素質があるらしい。
この国の亜神信仰はその影響もあるのかもしれないな。
ルリ姫に聞いたところ亜神(眷属)様の欠片は国民の中にも稀に生まれるとかで、その場合は国で保護しているらしい。
「じゃから
「え?それってどういう?」
「それ程に、婿殿の力は
「でも、え?エリス様の眷属では無いと駄目では無かったのですか?」
「何を言っておる。もういるでは無いか?婿殿の眷属が」
「マリーシャと言ったか?エリス神聖国の第三王女」
「マリ姫が?」
「マリーシャは
確かにマリ姫は、俺の眷属と言っていたような?
「
「いや、10人はちょっと無理ですよ」
なんか話が、俺が娶る方向に行ってる気がするんだけど?本当に大丈夫なのか?
◇◇
考えても仕方が無いという事で俺は違うことを考える事にした。
今日の眷属解放をどうするか何だけど。
順番から言うとパーラかな?大分待たせちゃったしね?
パーラはエリス神聖国のエルスハイムの宿屋のオーナーだった。
パーラと知り合えたのもリリムがパーラと知り合いで、案内してくれたお陰でもある。
パーラは綺麗な橙色の髪に猫耳が付いているので美人で巨乳のお姉さんタイプだった。
大きさ的にはパチェの方が大きいと思うけどそれでもパーラの胸は大きい。
まぁ胸のことは置いておいて。俺はパーラの事も大事にしたいと思っている。正直言ってしまうと、俺はパーラが好きだ。
俺は意を決してパーラの部屋のドアをノックした。
コンコン!
「はーい!」
「パーラ?俺だよ」
「アリマさん?今開けますね」
俺がパーラの部屋に入ると、バスタオルを着けたパーラは、ちょうどお風呂から出た所だった。風呂上がりのパーラは色っぽくて獣人特有の艶かしさが溢れていて……胸もはち切れんばかりに聳え立っていた。
おう……マウンテン。
「アリマさんも入りますか?」
「いや、俺はさっき入って来たから」
俺はさっき見たエリス様の裸を想像して、下半身に力が漲ってきた。
「先ほどは……いきなりキスしてくるなんて……とても恥ずかしかったんですよ?」
「パーラの気持ちを確かめたかったんだ。嫌だったらすまなかった」
「嫌じゃ……ありませんでした」
パーラは俯き加減の顔を赤らめて……猫耳はピクピクと動いていた。
「そう?なら良かったよ。俺はパーラが好きだ」
「な!」
「さっきの返事。オレの事大好きって言ってくれたでしょ?」
「あ……はい♡……言いました♡」
パーラは、太ももをモジモジしだしたので……すでに準備は出来ているって事かな?
パーラのバスタオルが解けかけて、大きな胸が半ばまで見えている。
パーラの腕は丁度胸を押し上げるような形になっていたので、大きな胸がポロンとはじけて、ぽよん♡とスイカのような美しいおっぱいが顔を出した。
「あ!」
俺は思わずパーラを抱きしめていた。
「このままでいい。眷属開放するから……パーラの全てを見せてくれないか?」
「アリマさん♡……はい♡お願いします」
俺がパーラから少し体を離すとバスタオルが床に落ちて、パーラの素肌が俺に当たるようになった。
「素敵だ。こんなに綺麗な体を隠していたなんて」
「あ……恥ずかしいです」
「いくよ?パーラ♡……解放術式……オープン!」
「はい!もうですか?……んぅ!……はぁ♡……あはぁ♡!あっあ……あん♡すごいわ♡……癖になりそう♡……んあ♡、んんああああああああ!」
「パーラ……いくよ?いい?」
「はい来て下さい!きて!きて!きてぇ!あは♡あ♡、あ♡、ああ!」
「眷属解放!」
「いいいっあ!んぐぅ♡あぁ♡……んはぁ♡あ、ああ♡ああああああああああああああああああ!!」
「もう駄目……はぁ……アリマさんの力がすごい……勢いで私の中に入って……あああ……力が溢れます!」
……こうしてパーラの眷属解放は無事終了した。
眷属開放はこれで4人目となった。俺の眷属としての力はさらに上昇したのを感じる。これって俺の眷属を増やせるって言ってたことと何か関係があるんだろうか?
……だとしたらパチェの解放も急いだほうがいいのかもしれない。
あとがき
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