第15話 あたしを抱いてください!



 鉱山の町ユグドラへ移動中、ゴブリンロードを見つけたので試し切りしたら、その近くに隠れていた美少女アイドル「プリステラ」、彼女は女神様の眷属だった。


 目の覚めるような美しい赤い髪のツインテールに、ルビーのように綺麗なその瞳。プリステラに俺は見惚れてしまった。


 美しい。プリステラを一言で言うとその言葉に尽きる。

 

「やばい、惚れた」


「ちょ!アリマ?」


「婿殿も気に入ったかの?プリステラは眷属一の美少女じゃからの?まぁ、わらわ程ではないがのう」


「え?え?エリスロード様?プリステラには、お話が見えませんのですよ?」



 とりあえず、こんな所じゃ落ち着いて話も出来ないので近くの町、ユグドラに移動する事になった。



 ユグドラは 人口2000人くらいの小さな町で、位置的には、エリス神聖国の南部にそびえる白竜山の中腹にあった。


 白竜山の名の如く、山肌の色は白一色で、白い鉱石が山を覆っていて、町は白い鉱石を使った石造りの家が多数を占め、殆どが一階しかない平屋建てになっていた。


 鉱山が近くにあるので鍛冶屋が多く、武器や防具を扱う店が目抜き通りに軒を並べていて、その鍛冶屋の裏にある石造りの一軒の家。他の家と比べても変わり映えの無い普通の一軒家。そこがプリステラの住んでいる家だった。


 さて、プリステラは色白の美少女で、身長は俺より下で種族は、眷属にしては珍しい俺と同じ人族らしい。


 胸はお椀型で美乳、手に収まりのいい丁度良い大きさと言えるだろう。


 俺達は今、そのプリステラの家にお邪魔になっている。プリステラの家は一人で住んでいるにしては大きく部屋も広い。


 まだ長旅ってわけでもないので疲れてはいない。


「……というわけで俺は、エリス様の試練としてこうして、眷属を集めている最中なんだ」


 プリステラには一通り俺達の旅の理由と、なぜエリス様も一緒に行動しているのか、などの説明をし終った所だ。


「なるほど、それでリリムにパーラと新しい眷属のマリーシャですか?それとアリマさんとあたしも含めて女神様の眷属が総勢5人も勢揃いしているんですね?」


「そうですわ。改めて私は新しくエリスロード様の婿、アリマ様の眷属になりましたエリス神聖国第三王女のマリーシャですわ。既にアリマ様の眷属解放により眷属制限は解除されているわ」


「あら、羨ましいのです。アリマさん!あたしも眷属解放して下さいます?」


「えっと、実は、解放にも条件があってね?俺の事を本気で好きじゃないと眷属解放が出来ないんだよ」


「それならば、大丈夫です!その条件は軽くクリアしてますよ?」


「え?」


「あたしは、アリマ様の事を心よりお慕いしています!」


「なんで?プリステラとは、さっき会ったばかりだよね?」


 そんな、一目ぼれでもしたというのか?


「実は、あのゴブリンロードに、追われていたんですよ?あたし。だから、アリマさんはあたしの命の恩人なんです!その……助けていただきまして、本当にありがとうございました!貴方の強さに惚れました!ぞっこんですよ?」


「あはは……そうなんだ?」


 それなら、眷属解放できそうですね?


「なので、お願いします!アリマさん!あたしを抱いてください!」


 はい?展開早くないですか?心の準備とかありません?っていうかもう、顔が紅潮して……。


「いや、早くない?」



◇◇


 それから、なんだかんだあって俺は、プリステラの眷属解放を行うことになった。


「婿殿、モテモテじゃの?」


「エリス様?俺は……エリス様が大好きです!……でもプリステラにも惚れてしまいました」


「いいのじゃよ?プリステラは、わらわの眷属じゃからの?眷属同士の営みはわらわの力となるのじゃ。それに……わらわは眷属の快感と同期出来るのじゃ♡存分に可愛がって欲しいのじゃ♡」


 え?それは……マジですか?俺がプリステラを気持ちよくさせると……エリス様も気持ち良くなるって事ですか?えええええ!?


 ん?それって逆に言うと……俺が気持ち良くなると?エリス様も気持ちよくなるんですか?



「お風呂わきましたですよ?アリマ様」

「ありがとうプリステラ」

「どうぞこちらです」


 プリステラは俺を風呂場まで案内してくれた。

 俺が脱衣所で服を脱ぎ始めると、あれ?後ろで服を脱ぐ音が聞こえるんですけど?

 振り向いちゃダメな気がしたけど、俺は振り向いてみたらプリステラが服を脱いで下着に手をかけた所だった。


「え?」

「きゃ!まだ見ないでください。あの、恥ずかしいです」


 俺が恥ずかしいよ?プリステラは綺麗な乳房を咄嗟に隠して……下着が床に落ちた。

 胸は隠してるけど……大事なところは見えているよ?


「え?あ……、アリマさん!?見ました!?」


「うん、綺麗だよ」


「はううううう♡見ないで下さいいい♡」


 恥ずかしがるプリステラは、とても綺麗で可愛らしかった。


「ごめん、風呂入るよ?」

「あ、あたしも入ります!」


 やっぱり一緒に入るんだ?


「お、おせなか……お流しします?」

「いいの?無理しなくていいよ?」

「いえ、大丈夫、です!あ、あたしにやらせてください……」

「じゃ、お願いしようかな?」

「はい♡」


  プリステラはそう言うと石鹸を泡立てて、自分に巻いているタオルを泡だらけにしている。

「気持ちいいですか?かゆい所はないですか?」

「いい感じだよ。もう少し右上がいいかな」

「ここですか?」

「ああそこそこ。気持ちいいよ」


 プリステラのタオル越しの柔らかさはとても気持ちが良かった。出来ればタオル越しじゃなくても良かったんだけど?


「それじゃ……流しますね?」


「うん、ありがとう。プリステラ」


 そういえばエリス様に眷属解放を伝授していただいた時もお風呂だったよな。いっそこのまま眷属解放してみようかな?ちょうどプリステラもタオルを取れば準備は良い感じだし?


「プリステラ?ここで眷属解放しちゃおうか?」

「ひゃい?こ、ここでですか?」


 プリステラはうつむいて、考えるように口に手を当てているけど顔が既に赤いよ?


「分かりました。恥ずかしいけど……お願いします」

「うん、任せて?じゃタオルを取って体を流すよ?」

「ひゃい!取るんですか?」

「取らないと眷属解放は出来ないからね?」

「えええ?うう……わ、分かり……ましたぁ」


 俺はプリステラからタオルを外してお湯をかけて綺麗に流してあげた。うん綺麗だ。プリステラの色白の肌にお椀型の胸は形もいいし、小さめの○○も、つんと立った○○もとても綺麗だった。


「綺麗だよ♡」

「あうう」


「いい?プリステラ……いくよ? 解放術式……オープン♡」


「ひゃいいい!何ですか?これは……はぅぅう!ああ♡……はぁ♡……はぁ♡ああダメですっ……これ以上は……んんん♡……はぁう♡……そこは……ん、んああああああ!」


「プリステラ?大丈夫?いくよ?」


「はい♡来てください♡んあああっ!あああっ!あああああ!」


「眷属解放♡」


「だめ!あ!んんはぁ♡だめ来ちゃう!来ちゃうの!んんあああああああああああああああああ!!」


「あはぁ……あはぁ……アリマ様(のお力)が私の……中にぃ……だめぇ溢れる♡力が溢れちゃうううう!!」


 ……お風呂でのプリステラの眷属解放はとても新鮮だった。


 眷属解放の力は、プリステラを大きく成長させ、俺はプリステラの眷属としての力を吸収し、さらに俺のエリス様の眷属としての力が上昇し、亜神から神になるための格の上昇を少し実感することになった。






あとがき


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