第4話 これが眷属の解放術じゃ♡
--エルフ族は……この世界にいちゃいけない存在なんだ。
リリムが言うには、エルフ族はこの世界と対になる世界に住んでいる種族だという事だった。
「あ、それ
「はああああああああ!?」
いやいや、世界を分割ってやり過ぎでしょ!?
「いやぁ、今は反省しておるのじゃ!あのおかげで、力の大半を使い果たしてしもうたからのう」
でしょうねぇ……なにせ世界の2分割なんて……。
「あの時は、
「……という事は、その神域に?」
「そうじゃな。神域にはエルフ、龍族、聖獣人などのこっちの世界では生きられない種族が住んで居る」
「だから、この世界ではエルフという種族は生きられない。僕はエリスロード様の眷属だから、この世界でも大丈夫なんだ」
その後の話では、この世界にはリリムの他にエルフはいないけど、ダークエルフは普通に居るらしい。エルフには神核、ダークエルフには魔核があるからだそうだ。亜神は亜神核だったっけ?
まあ、それはさておき今日はこのままリリムの家に泊まることになった。
「ところで、エリス様はいつまで下界に?」
「そうじゃのぅ、いつまでも婿殿に付いていては試練にならんしのぅ……かといって新婚旅行も捨てがたいのじゃが……チュートリアルも長すぎてはゲームが進まんからのう」
「え?チュートリアルが何ですか?」
「こっちの話じゃ」
「えっと、お風呂入れたんだけど入るかい?」
リリムがお風呂を用意してくれたので入ることにする。でも、この家って木の洞の中だったよね?どうなってるんだろう。
「では、婿殿よ一風呂いただくとするぞ」
「あ、はいエリス様」
って、普通に一緒にエリス様と一緒にお風呂に入ってしまったんだけど?
「ふぅ……♡いい湯じゃぁ♡リリムめ良い仕事をしよるの」
見慣れているとはいえ、銀髪美少女エリス様の裸に下半身が反応してしまう。
「なんじゃ?
「そりゃもう……はい」
エリス様との異空間での修行によって俺の体は引き締まり、肉体年齢も15歳程度まで若返っている。そのため、中学高校生を超える精力を持つに至った。その効果もあり自分の息子は、こう言ったシュチュエーションに
「別に隠さずとも良いのじゃぞ?婿殿は
「では……」
エリス様が入っている湯船にゆっくりと足を入れていく。
「おおう♡立派なものじゃ♡これ、離れるでない。近うよれ」
大きくなってしまった大事な所をじっくりと観察されるのはやっぱり慣れない。
「婿殿には試練の詳細を話しておらなんだな」
エリス様は俺の大事な所を労わるように優しく包み込んでくれる。
「え?まだ何かあるんですか?」
「
エリス様の与えてくる快感に体が喜びに反応してしまう。
「はぁ……」
「婿殿には試練として、眷属達の力の開放を行ってもらうのじゃ。その為、今からその開放の仕方を伝授するのじゃ♡」
エリス様が眷属の開放についての方法を伝授してくれるというのだけど、快感に考えが追い付かない。
「婿殿よ良いか?覚えておくのじゃぞ?これが眷属の解放術じゃ♡」
エリス様の粘膜による快感が俺を飲み込んでいく。
「んん……これは……?」
いや、解放術って?これって本気ですか?気持ちいい感覚に意識が飛びそうになる。
「婿殿の脳裏に刻み込むのじゃ♡
「はぁ……はぁ……分かりました……はぁ……はぁ……」
「んんんんん!!!これじゃ!!!あんん!!!!これが!!んん!!!はぁ!!解放!!んん!術じゃ♡ぁあああああ♡はぁ!!はぁ!!」
エリス様が教えてくれた解放術は、ここに書けないような激しい内容だった。いやいやいや、本当にやるんですか?これ?
◇◇
「エリスロード様……お風呂長いな?アリマも一緒に入ったけど大丈夫かな?」
エリスロード様をお風呂に案内したボクは、長湯になっているのが心配で様子を見に来てしまった。
え? エリスロード様?お風呂場は空間魔法による空間拡張によって家の中に増設している。ドアを開くと脱衣所があって、その奥にさらに透明な扉を作ってあってその奥が湯船になっている。湯船は3人くらいが入れる大きさに作ってあるので余裕があるはずだ。
その脱衣所に入る扉を開くと……エリスロード様のお声が聞こえてきた。中で大事なお話しているようだった。
お背中でも流そうかと思い扉に手をかけた所でエッチな声が聞こえてきた。
ええええ?エリスロード様!?そういえば結婚していると言っていたので、そうなのだろう。ふえええええ!?
ボクはその場から逃げ出そうと立ち上がろうとしたけど、腰が抜けて動けなくなっていた。
脱衣所で動けないまま……エリスロード様とアリマの声を聴いていると、体の芯が温かくなって下腹部が疼いてしまう。……どうして?ボクの体……どうしてしまったんだろう?
「だめ……こんな事」
体が変になっている。エリスロード様の影響だろうか?ボクはエリスロード様の眷属だ。エルフは本来、この世界では生きていけない。神域から落ちてしまったボクの命を助けてくれたのがエリスロード様だった。
エリスロード様がボクを眷属にしてくれたお陰で、ボクはエルフのいない世界で生きて居られている。だけどこの世界には同族と呼べるものはいない。ボクはこのエルフのいない世界では異端なのだ。だから誰もいないこの精霊の森で一人っきりで生きてきた。
だから、ボクが頼れるのはエリスロード様と、その眷属の亜神の仲間だけ。アリマは眷属なので安心出来る。ボクと同じエリスロード様の眷属だから。
「はぅ……♡」
ボクは軽くいってしまったみたいだ。やっと体が動くようになった。
「ん?何をしておるのじゃ?リリムよ」
「へぇ?あっ……いや何もしていないよ?うん」
「そうか?リリムも一緒に入れば良かったのにのぅ」
いや、さすがにエリスロード様とアリマの邪魔は出来ないよ……はぁ……。
「いや、ボクは遠慮しておくよ」
「ふーん?そうかの?
「……あうぅ」
「リリムよ!」
「はぃぃ!何でしょう?」
「ふふっ……アリマを気に入ったかの?」
「えええ?ぼ、ボクが?ですか?」
「いいのじゃぞ?アリマには眷属解放の力があるのじゃ」
「え?それって?」
「リリムの力もアリマなら解放してくれるであろう。その方法も今ほどアリマに伝授し終った所じゃ」
え?さっきのアレって?え?眷属解放の方法?えええ?えええええ?
「ボクを、眷属解放していただけると?」
「そうじゃ、待たせたの。これからはアリマを頼るとよい」
「……はい。ありがとうございます!エリスロード様!」
ボクは女神様の眷属としての力を開放され、この先自由が与えられる事が決定したのだった。
あとがき
続きが気になる。更新頑張ってと思っていただけましたら
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