第10話 衝撃!えっ?嘘でしょ?

「私達、もう無理です」そう泣いて楠本家を尋ねた由香里と美華。

由美子達は、どうしたの?何があったの?と聞いた。

由美子は、紘喜に美華の話を聞いてあげて欲しいと伝えて、紘喜は「わかった」と言って美華の話を聞いていた。

すると、美華はみんながいるから後で話すと言った。

「ひろ君、いつも話聞いてくれてありがとう」と言って明るく元気な振る舞いみせる美華だった。

由美子は話を聞く前にお菓子でも食べて落ち着きましょう?みんなケーキとジュースあるからねぇと言い落ち着いたところで話をしましょうと言い、由美子と由香里はケーキと紅茶のセットをセレクトし、久しぶりのケーキの味を堪能しつつ、由香里と美華は、由美子においしいケーキありがとうございますと頭を下げた。

大和も甘いケーキをひかるの部屋でア~ンと食べさせ合い喜びと照れが互いに出ていた。

「ねぇ~俺さぁ~今幸せだぁ~なんたってひかると一緒だからさぁ~あっ!ひかる?クリーム付いてるぞ?」

えっ?どこ?と驚くひかる。

大和が「今取ってやるから」と言うと顔近づけて言ったその時に不意に唇が重なった。

「んっ!大和君?えっ?んっ!ハァハァ…大和君にキスされてる!不意打ちキスは心の準備が…しかもファーストキスなのに…」と言いながらお互いに舌を絡めていた。

2分間キスをした後に、大和がクリーム取れたと言ったけれどその手にクリームなんて付いて無かった。

ケーキを食べて落ち着き、ホッとしたのか由香里は先ほどの涙の理由を話し出した。

事の発端は、美華を保育園に迎えに行った時だった。由香里と美華が、保育士の丹羽優花先生に挨拶した後に、家に帰る道で見覚えのある車が公園の駐車場に止まっていたので、

由香里は祐太郎が美華と休日遊ぶための下見かしらと思っていた。

由香里と美華は、祐太郎に「パパ?どうしたの?日曜日に公園で遊ぶために下見に来たの?」と聞いた。

だが、祐太郎は無言だった。

由香里は、ちょっと変だと感じたけど、美華がいる手前言えなかった。

しかし、由香里の嫌な予感は当たってしまう。

なんと!車の助手席からある女性が出てきた事に驚いた!そして、その女性誰よ?と由香里と美華が聞き、その女性がフードを外し、「美華ちゃん、お母さんこんばんは!」と挨拶した。

その女性こそ、由香里と美華が、16時に保育園でさよなら~と挨拶した丹羽優花先生だった。

由香里と美華は、えっ?なんで?パパと優花先生が一緒にいるの?と聞いた。

美華は、由香里にあることを耳打ちした。

「ママ?こないだ、パパが夜中に帰って来た日あったでしょ?その時に、美華がトイレ行きたくなってねぇトイレをおしまいして部屋に行く途中に、パパの部屋から女性の声が聞こえちゃった!?」と衝撃発言。

由香里は頭を抱えた。

美華曰く、怖くてママやお兄ちゃん達には言えなかったとのこと。

しかも、今まで聞いたこと無い言葉や全裸で獣のような声を出していて、美華なんて気づいて無かったみたいだったと話した。

そして、その女性こそが丹羽優花だった。

その話を聞いた由美子は、何故か元旦那の顔と由美子と結婚する前に妻子持ちだったことを思い出した。

まさかねぇ~と思いつつ、由香里に「浮気の証拠写真とかあるかしら?あるなら見せて頂けないかしら?」と由香里に伝えたらえぇいいですよと言われてスマホの写真フォルダを見せてもらい、由香里が「この写真」と言って見せてもらった写真を見て由美子はやはりそうだ!と確信した。

そして、由美子は、ある質問をひかると紘喜にしたそれが意味するものとは一体?

そんな最中に、脈打つ月のモノ痛みにひかるは襲われていた。

その都度、ここにいる誰かが交代で背中擦るなどしてひかるを支えた。




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