第7話 嬉しいけど…いや~見ないで!
九条先輩から言われたもうひとつのお願いは、九条先輩って呼ばないで欲しいだった。
せめて、二人きりの時は、大和って呼んでよ?
俺も、ひかるって呼ぶから。
「や、大和、って恥ずかしいから大和くんって呼んでいいですか?」
彼にそう伝えると、
「ああ!いいよ」と言われ、顔が紅くなっていた。
手を見られ、恥ずかしい気持ちでいると、
突如、見られたく無いものに襲われた。
えっ?まさか?月のモノが?いや~見ないでと大絶叫してしまい、大和は、びっくりしたと思っていた。だが、大和は、驚くことなく、スッとナプキンやタンポンを取り出し、公園のトイレで替えておいで、待ってるからと言ってくれた。
貧血や火照りなどを抑えるアイテムも使って良いよと言って、立ち上がってトイレに行こうとしたした瞬間に、外の暑さも重なり、後ろに倒れそうになった。
けど、寸前で、大和に支えられた。
バックハグされ、私の背中に、彼のドクンって音が聞こえ、興奮して、頭がパンク状態だ。
(ヤバいヤバい!、えっ?どうしよう)と考えていると、大和は電話をしていた。
相手は、ひかるの弟の紘喜だった。
だが、会話の内容までは分からなかった、
私は、苦しいのと興奮状態で記憶が薄れていった。
そして、私が最後に覚えてるのは、お姫さま抱っこされた姿だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます