第6話 昼休みののどかな一時のはずが…

5月のある日の昼休み。

ひかるは、遥やあやか達と弁当食べていた。

すると、遥からクラスメートの恋愛話についての噂や自分の恋愛などの語り始めた。

ひかる達は、なになに?とテンションMAXに。

「うちさぁ~、彼氏出来たんよ~」

ひかる達は、はぁ?いつ?私達に秘密とかどういう神経?友達だよね?と言いつつ、どうりでやたらと遥の下校時間が早いということには、怪しいとは思ってはいた2人だった。

「で?お相手は?」とひかるが聞くと、遥は、「1ーBの松下」と答えた。

すると、2人して、松下はやめときなよとブーイングが飛ぶ。

遥は、なんで?と言い出した。

ひかる達の答えは、ピアノの上手いのは、確かだけど、過去にもいろんな女子に声かけたり、音大と女しか興味の無いやつとバッサリ切り捨てた。

すると、遥が「え~、めちゃくちゃ頭撫でてくれたり、キスや私の料理食べてくれたり、優しいんだよ?」と惚気全開だった。

2人は、「ごちそう様です~」と遥の恋バナを聞いてた。

すると、九条先輩が、走って来てひかる達のいる席にやって来た。

えっ!?となる3人。

そして、ひかるに、「ちょっと用事あるから来て欲しい」と言い、開口一番、「こないだのサッカーボール返してくれた時のムスッと睨みつけたのは、ごめんなさい」と言われた。

「あの時は、普段とは違うポジションをやっていて、不安になっていて、試合前の練習で、スローイングの際に、不安が襲ってきて、君に当たってしまって済まなかった」と言われ、私は、モヤモヤが晴れた気分になった。

彼だって、一人の人間だものと理解し、納得して、大丈夫ですよと答えた。

「ありがとう!」と言われ、私は、その瞬間、顔から火が出るほど嬉しかった。

そして、もうひとつあることを頼まれた。








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