最終話への応援コメント
トキソプラズマ説濃厚で、まさかの科学的な決着?と思いきや、そうはいかなかったですね。がっちり魚崎節で、ラスト付近一気読みでした!
それにしても吉継くん、勝てないお兄ちゃんから唯一奪えるものを考えた結果がこれ……最後に最悪な事実を暴露していきましたね。同情は全然できなかったのでこの結末はスッキリしちゃったかも。明将さんとのやり取りも楽しかったし、嫌い嫌いも好きのうち……かもしれない(と思っておく)
杼機の人たちは気の毒なことになってしまいましたが、唯一生き残してもらえた明将さん、祈ちゃんと新たな命のために体を張ってくださいね!じゃないと主様の鉄槌がやっぱり落ちるかも?ある意味長年の想いが叶ったような気もするし、頑張ってくれるでしょう笑
やっぱり母は強し。まあ母になる前から強かったけど、とても好みのタイプの主人公でぐいぐい読まされました。すごくおもしろかったです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
トキソプラズマ症、知った時に面白いなと思ってそこを軸にはしたんですが、そこを真実にするのはやっぱり合わなくてこんな感じになりました。
吉継はもうね…捻くれたボンボンでしたね。お金持ちらしい鷹揚さはあったんですが、幼い頃からの劣等感は払拭できず、でした。
明将との相性はなんやかんやで良さそうですが、祈の性格からして多分再婚はしないでしょうね。しないでこき使う気がします。祈、母になったら更に強くなるでしょうね…(がんばれ明将)!
楽しんでいただけて、何よりです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
最終話への応援コメント
完結お疲れ様でした。毎日楽しくハラハラと見守らせていただきました。
祈と吉継の間にあったのは夫婦の愛情ではなく、方や庇護欲で方やコンプレックスだったのかなあ、と思いました。妻よりも母に近い立ち位置で「守って」いたから、いざ本物の子供ができた時に、吉継は庇護の対象から(無意識か意識的にかはともかく)外されてしまったのかも、と。
祈の心の強さが一種異様で、ある意味そこも恐怖だったのですが、その理由も判明し、ラストは母として人としてより強くしたたかに開き直った感じがあり、爽快な読後感でした。明将の妻子も助からなかったとのこと、再婚への障害はなくなったわけですが、たぶん彼女は子供とふたりだけで生きていけるのではないかと思います!
作者からの返信
悠井すみれさま
ご感想いただきありがとうございます。
祈はおそらく事情を察した祖父に厳しく鍛えられたこともあって、持たされた魂に見合う存在になってしまったのではないかと思います。
幼い頃は「置いていかないで」だったのが「私が守るから」に変わってしまったところを、吉継は表面上は嫌いながらも本能的には求めていたような気がします。
でも子供ができたことで、「外されてしまった」とご感想いただいたとおり、吉継は祈の手の届く範囲から外れたのだろうなと。
再婚は、ないでしょうね。
明将の気持ちを察しつつ財産管理人以上の役は与えず、我が子を守りながら強かに生きてくれることと思います。
最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
第36話への応援コメント
>「僕の意識は五次元に上がってるって。先生の意識はハイヤーセルフと統合したからもっと高次だよ。八次元だったかな」
すみません、思わず笑ってしまいました。真剣そのものなんだもの……。
この状況で「私のせいだ」と思わない祈は強いなあ、と思っていたのですが、呪われた(仮定)ことも彼女の意志や行動とは無関係なので、罪の意識を感じるのもズレているのかも、と思い直しました。
トキソプラズマ説で繋がった感じはありつつ、でも、それなら今さら……? という謎も出てくるので怪異の全容が明らかになるのが怖楽しみです。前話で鹿肉を与えたのが何らかのトリガーや儀式の成立にならないかが心配……。
作者からの返信
悠井すみれさま
コメントありがとうございます。
吉継は夢の実験で神の領域を感じてしまったがゆえに、
それを説明してくれた寺本の言葉に飲まれてしまったのかも、と思います。
とても人間らしい弱さがある人です。
一方で祈は「自分のせいにするのは自分のせいだと分かってからでいい」という考え方ですね。
自分のせいだと分かるのが恐ろしい、とは思わない強靭さ。
トキソプラズマの悪さだとしても、腑に落ちない点はいくつかあり…
このまま三話更新で駆け抜けますので、最後までお付き合いください。
第26話への応援コメント
義母さんの醒めたコメントが実に含蓄がありますね。
絵美子さんの距離感が近いというか馴れ馴れしい気がしていましたが、コミュ障並みの感想なのかな……と思っていたのですが! ナイフ、完全に置いてくれていないですね……。
今現在の窮地もですが、果たして一連の減少の「原因」は何なのかがとても不穏です。「先生」に盲目な吉継が危ういのは確かなのですが、祈のほうも頑なな気がして……祈に平穏が訪れるのか、ドキドキしながら見守っております。
作者からの返信
悠井すみれさま
ご感想、ありがとうございます。
私はコミュ障なので絵美子さんみたいなタイプは死ぬほど苦手ですが、実際グイグイ来る方はいらっしゃいますね…。
一連の現象と黒い化け物には関連があるのか、おかしいのは吉継なのか先生なのか、それとも。
少しずつ明かされていきますので、お楽しみいただければ幸いです。
第7話への応援コメント
吉継の論理、直感では「違う」と思うのですが、貧乏人の僻みと断じられたら反論できない気がして困ります。
夫婦というよりは親子のように(親子としてもどうだろう、と思いますが)フォローして面倒を看る関係性は何とも歪にも思うのですが、本当に愛はあるのか……そして何が起きつつあるのかハラハラします。
作者からの返信
悠井すみれさま
コメントありがとうございます。
生粋のお金持ちはそもそも「自分の生活は保障されて当たり前」なのが無意識で脳髄に染み込んでいるので、お金に対するスタンスが庶民とは全く違いますよね。
こういうのは親のお金を使うものじゃないから、と生活費や学費を親に出させつつ、自分のバイト代は全額ボランティアや募金につぎ込むような。
庶民との間に聳え立つ、見えない壁…
とはいえ、祈りはその考え方を魅力のひとつと捉えているので、果たしてどうなるのか…
不穏な影とともに、お楽しみいただければ幸いです。
最終話への応援コメント
完結おめでとうございます。
とてもすごい物語を拝読しました……。読み進めながら思わず手が震えておりました。
確かに清き祈り……。
そこに慈悲も何もない容赦のなさ、まさに人ならざるものと息を吐いております。
最初はあの詐欺師?次はトキソプラズマ症?と翻弄された物語でした。
吉継くんは本当に最悪でした……。何度、石を手に握りしめたことでしょう。せめて、と思った祈さんへの思いもまさかの真実で石をいくら積み上げても足りません……。
祈さん、本当に強くて好きです。それだけにもう、吉継くん貴様め、と思ってしまいます。
最後の最後まで息を呑む物語でした。
山の禁忌はきちんと知るものですね……。
おそろしいのに、終わりにどこか温かさを感じる物語でした。
素敵な物語をありがとうございます。
面白かったです……!
作者からの返信
コメントありがとうございます!褒めていただけてとても嬉しい…
ホラーだけでなくミステリとしても楽しんでもらえて何よりです。何回か答えを転々とさせたかったので、こんな感じになりました。
吉継は性質の悪いボンボンでしたね…「吉継くん貴様め」、丁寧なのに思いがこもっている…素敵…。
今回は祈を鋼メンタルで書きましたが、書いてる方も楽しかったです。強い人は書いていて気持ちいいですね。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。素敵なレビュー&星も、ありがとうございました!