第3話 左へ



 さてどうしようかな。


 よし、回り道しよう。


 テレビみたいけど。


 このまま突っ切っていくのは危なそうだ。


 左へ行こうか。


 急がば回れっていうしな、仕方がない。


 すると、よたよたと歩いているおばあさんを発見した。


 どうやら思い荷物を持っているようだ。


 このまま追い抜いてもいいけど、見て見ぬふりをするのも気が引けるな。


 うーん、仕方がない。


 俺はおばあさんの荷物を持ってあげる事にした。


 って、おもっ。めちゃ重い!


 おばあさんよくこんな荷物もってられたな。


 すぐに後悔したけど、引き受けた手前、つきかえすのは恰好悪い。


 俺は汗をかきながら、その荷物を運搬する事だけに集中した。


 うおおお。


 頑張れおれぇぇぇ!


 ひたすら頑張るんだよぉぉぉ!


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