AugsutDay5-4
2:美しいと思った。
俺は心の底から美しいと思った。
Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロに至るまで、みそらちゃんの姿から目も耳も離せなかった。
今俺の目の前で歌う彼女には、オドオドしていた三編みの少女の面影はない。
俺は完全に虜にされていた。
【みそら】
「──ふう。ーーさん。わたしの歌、いかがでしたか?」
約三分弱。
短いようで長いパフォーマンスが終わる。
歌にダンスを合わせるのは体力を使うんだろう。
彼女の息は完全に上がっている。
だがそれすらも美しさに磨きをかけるスパイスのように見えた。
「……すごいね。とても歌ってるときに桜さんに突かれていた人と同じには見えないよ」
俺は嫌味くさい賛辞とともに拍手を送る。
たった一つの音がパンパンと虚しく響いた。
【空美】
「あは、それはとてもお恥ずかしいところをお見せしまして……」
神田さんが屈託のない笑みを浮かべる。
「そのダンスと歌は合唱部で練習したの?」
【空美】
「いえ、これは部活とは別で個人的に練習してました。ダンスも自分で考えたんですよ?」
「そっか。そのダンス、動画に上げればすごく伸びると思うよ?」
【空美】
「ありがとうございます。でもそれは顔バレが怖いので……」
「あはは、そっか」
必死に顔に笑みを貼り付ける。
その裏で、俺の胸中に湧き上がってきた気持ちはひどくドス黒いものだった。
顔バレが怖い?
その程度の覚悟で、なぜ彼女はあんなにたくさんのファンを獲得できてるんだ。
俺たちは宣材写真も使って、ライブをしても見限られたというのに。
なぜ?なゼ?ナゼ?
「ところでひとつ、聞いてもいいかな」
恐ろしいほど冷たい声が出た。
【空美】
「なんでしょう?」
「君はどうして俺の演奏を聞きたいと思ったの?」
【空美】
「……え?」
「公園では、自分と俺の差を知りたいからって言ってたよね。あれってどういう意味だったの?」
【空美】
「それは……えっと」
「君は十分うまいよ。本当は自分でもわかってたんじゃないの?本当は自分はプロよりすごいっていう自信が欲しかったんじゃないの?」
実はさっき歌ってもらったのは、その仮説を裏付けるための確認でもあった。
イレギュラーが発生してもすぐに気持ちを切り替えてパフォーマンスが出来るか。
彼女は見事やり遂げてみせた。その時点で十分プロにも勝っている。
当然、型落ちの俺なんて比べ物にならない。
【空美】
「そ、そんな事ありません!それにわたしよりーーさんのほうがすごいなんて、それこそありえないですよ」
しかし、神田さんはブンブンと首と両手を振って否定した。
「どうしてそう言い切れるのさ」
【空美】
「それは……」
俺の言葉に、神田さんは口ごもる
答えられない。それは後ろめたい気持ちがあるということ。
それはつまり──図星ということだ。
なんだそれは。
ひどすぎる。
俺は神田さんのために。たったひとりのためにトラウマを押し切ってギターを手にしたっているのに。
その目的がただの自己満足だったなんて。
だがもし、俺の演奏を聞きたいと言われたときに正直に言われていれば、俺はここまで憤りを感じることはなかっただろう。
無論その場合は断っていただろうが、少し残念に思うだけで終わったかもしれない。
この一ヶ月、苦悩した分のストレスがしわ寄せとなって押し寄せてくるようだった。
俺は神田さんを責めたてるように歩み寄る。
もちろん、殴ったりなんてしない。そこは男として守るべき一線がある。
ただ、一言いってやらないと気がすまなかった。
しかし先に叫んだのは彼女の方だった。
【空美】
「逆に!」
「え?」
【空美】
「逆にーーさんはわからないんですか?どうしてーーさんの演奏が聞きたいかって?そんなのファンだからに決まってるじゃないですか」
「ファンだって?」
正気の沙汰とは思えなかった。
ここに来てまだ嘘を重ねるのかと軽蔑した。
第一俺のファンなんて、日本全国探してもいない。
みんな俺の前から消えたのだ。
神田さんはそれを知らない。
この子はどこまで俺を馬鹿にすれば気が済むんだ。
「あのね、俺の演奏を聞いたこともないのにどうして──」
【空美】
「あります!何度も!もう忘れちゃったんですか!」」
俺の言葉を遮り、神田さんが怒鳴る。
「なにを!」
売り言葉に買い言葉、俺も腹の奥から怒鳴り返した。
すると神田さんはギリギリと歯を食いしばり、力を貯めるように拳を握った。
それからすべてを解き放つように振り下ろす。
【空美】
「わたし言いました!一人くらい――さんの復活を望んでる人はいるって!」
「え?」
【空美】
「忘れたとは言わせませんよ。――さんが来なくなるまでライブハウスに通い続けた人がいたはずです。髪の毛で目を隠してた地味な女の子です」
有無を言わせぬ圧を放ちながら、彼女は俺に詰め寄ってくる。
今度は俺が気圧される番だった。
「え……え?」
【空美】
「覚えてないんですか?」
無論、覚えている。
この世界でたった一人の俺のファンだった子だ。
忘れるはずもない。
でも──嘘だろ?目の前のこの子が?
「お、覚えてるけど……あの子、神田さんだったの?」
【空美】
「そうです。人って不思議ですよね。ちょっと髪の毛を切ってお化粧するだけで別人のようになるんですから」
神田さんは唇を尖らせ、ムッとしたようにいった。
一方の俺はというと、さらなる衝撃に抜け出せず、ぼーっと彼女を見つめていた。
「な……あ、え──」
喃語のような言葉を発しながら、俺は目の前の少女を指差す。
そこで、ぽんと肩を叩かれた。
【山本さん】
「はいはい、お前らその辺にしときなー。さっきから先生めっちゃ見てるから」
山本さんが呆れたように言いながら、楽屋の方を指差した。
するとその先には、腕組みしてこちらを睨む先生と、その傍らで気まずそうに口を半開きにした桜さんが立っていた。
小さく一つ息を吐き、先生がつかつかと歩いてくる。
【先生】
「神田さん」
【空美】
「は、はい!」
名前を呼ばれ、神田さんが姿勢を正す。
【先生】
「さっきの歌、公演中のパフォーマンスとは段違いの出来でしたね。部活ではやってない曲のようですが、どこで習ったんですか?」
【空美】
「それは……家とか、学校の休み時間の間に練習しました。あとは週三で通っているボイストレーニングの教室です」
【先生】
「あなたがボイストレーニングのレッスンに通っていることは存じています。それ以外はつまり、独学ということですか?」
【空美】
「え、ええ。まあ……」
神田さんは質問に答えながら明後日の方向に目をそらした。
公演中は手を抜いていた、と思われたと思ったんだろうか。
まあ、さっきの歌との落差を見ていればそれも致し方ない。
一方そんな考えとは裏腹に、先生は目を丸くしていた。
無理もない。
部活の練習もこなしながらあのレベルのパフォーマンスを完成させたとなれば、驚きもするだろう。
【先生】
「……神田さん」
はあ、とため息をついた後、再び先生は神田さんの名を呼んだ。
【空美】
「はい」
怒られると覚悟したのだろう。
神田さんは目をつむりながら返事をした。
しかし。
【先生】
「素晴らしい歌とダンスでした。これからは部の方でもあのようなパフォーマンスをして欲しいものですね」
先生はただそれだけを言って、楽屋の方へ行ってしまった。
【空美】
「あ、ありがとうございます!」
去っていく先生の背中を呆然と見送っていた神田さんが、ハッとしたように頭を下げる。
【桜さん】
「く、空美ちゃん!すごいよ!」
【空美】
「わ、わ。苦しいよー、桜ちゃーん……」
先生と入れ違うように桜さんが飛んできて、神田さんに抱きついた。
【桜さん】
「空美ちゃんやっぱりめちゃくちゃ歌うまいじゃん!それに何あのダンス!いつ練習してたの!?私そこで聞いててびっくりしちゃったよ!」
【空美】
「あ……あはは、ありがとう桜ちゃん。でも苦しいよ……」
早口で褒める桜さんに、神田さんは困ったように両手を上げる。
そばで聞いていた俺は、首をかしげていた。
普段の神田さんは、みそらちゃんのように素晴らしい歌を歌えないんだろうか。
そんな風に考えていると。
【桜さん】
「でもそれ以上にびっくりしたのは、空美ちゃんがいつもカッコいいカッコいいって話してた人が、お兄ちゃんの同僚さんだったことだよね」
桜ちゃんの話の矛先が俺へと向かう。
「へ?」
【空美】
「わ、ちょ!さ、桜ちゃん!」
【桜ちゃん】
「あれ!?これ言っちゃまずかった?」
【空美】
「ダメダメ!だめに決まってるでしょ!」
【桜ちゃん】
「あちゃー、ごめん!公園デートもしたって言ってたし、てっきり既に付き合ってるもんだとばかり……」
こういう時、俺はどんな反応すればいいんだろうな。
果たして頬を真っ赤にしてそっぽを向いてるのは正解なんだろうか。
逸した目線の先には、呆れたように二人の争いを眺める山本さんがいた。
【山本さん】
「おいおい、君たちもそんくらいにして。早く帰るぞ」
山本さんが桜さんの肩を叩く。
【桜さん】
「あ、うん」
【山本さん】
「えっと、君が神田さんでいいのかな?」
二人の掛け合いを止めると、山本さんは神田さんに声をかけた。
【空美】
「はい、そうです」
【山本さん】
「これ、落とし物ね。中身は覗いたりしてないから安心して」
神田さんが頷くと、山本さんはポケットから取り出したこじんまりした財布を渡した。
そうだった、最初はあれを渡すために楽屋に来たんだっけ。
【空美】
「これって……わたしの財布?あ、そうだ落としてたんだった。あの、ありがとうございます!」
【山本さん】
「いいよ。それより──」
山本さんはそこで言葉を切り、俺の方を一瞥した。
【山本さん】
「俺と桜は飯食ってくから先帰るけど、いいかな?」
【空美】
「あ、はい。それは大丈夫です!全然!」
【山本さん】
「ん、悪いね。桜、行くぞ」
【桜さん】
「わかった。それじゃ、またね空美ちゃん。――さんも、お先に失礼します」
やや急ぎ目に山本さんと桜さんがステージを出ていく。
間違いなく気を使ってくれたんだろう。
思えば演奏中、あれだけ大きな音を出していて気づかないはずがない。そもそも先生も聞いていたと言ってたし、空気を呼んで出ないようにしてくれてたんだろうな。
このさりげない気配り、さすが山本さんだ。
非常にありがたい。
【空美】
「あはは……二人きりにしてもらっちゃいましたね」
神田さんが照れくさそうにはにかむ。
「だね。とりあえず、俺たちも帰ろっか」
【空美】
「はい、帰りましょう」
そんな会話を交わし、俺たちもその場を後にした。
帰り道、俺は初めて神田さんと一緒に電車へ乗った。
【空美】
「えへへ。一緒に電車に乗るの、初めてですね」
「そうだね。神田さんはいつもこの電車で学校に通ってるの?」
【空美】
「……あ、いえ。わたしはいつも急行です」
「ふーん、そうなんだ」
【空美】
「はい、そうなんです……」
楽屋を出てからずっと、俺達はこんな調子だった。
時々どちらかが会話を振るも、大して盛り上がることなく終わる。
神田さんとは何度も一緒に歩いたことがあるが、ここまで話が弾まないのは初めてだった。
というのもそれは、ステージでの会話が気になってしょうがないからだ。
なんでもない話は口をついて出るものの、互いに核心をついた話はしようとしない。
きっと、俺と彼女の考えることは一緒なんだろう。
出会って一ヶ月半ほど経って生まれた、お互いの暗黙の了解。
【空美】
「あの……公園、寄っていきませんか?」
駅の改札をぬけると、神田さんが俺の袖を掴んでいった。
やはり考えることは同じだったらしい。
「うん。最初からそのつもりだったよ」
それから俺たちは無言でいつもの公園を目指す。
俺たちが初めて会った公園。そしていつも会っていた公園。
話をするにはそこしか無いと思っていた。
ついたころには時刻は6時を超えていた。
すでに日は落ち、辺りは暗くなっている。
当然遊んでいる子供などおらず、いるのはタバコを吸いながら散歩しているおじさんくらいである。
「座ろうか」
【空美】
「はい」
俺たちはいつものベンチに腰をかける。
「神田さん、これ飲む?」
【空美】
「あ、いただきます。ありがとうございます」
途中寄ったコンビニで買っておいたココアをわたす。
十一月の半ばともなれば、残暑も完全に消え去り肌寒くなる。
温かい飲み物を重宝する季節である。
財布からお金を出そうとする神田さんを手で制する。
「お金はいいよ。それより、話の続きをしようか」
【空美】
「……はい」
別れ話を持ち出すカップルのような雰囲気で、俺は切り出した。
「まず、さっきはごめんね。熱くなってて強くいいすぎちゃった」
【空美】
「わ、わたしの方こそすみません、ずっと隠したままで……」
まずはお互いにさっきのことを謝罪する。
「えっと、とりあえず状況を整理しようか」
【空美】
「はい」
そうすることでわだかまった空気を払拭してから、俺は再度切り出した。
「まず、神田さんはみそらチャンネルの中の人で、しかも俺のライブに最後まで来てくれたあの女の子だった。オーケー?」
【空美】
「お、おーけーです」
「で、俺に演奏してほしいって言ったのは、また俺の演奏を聞きたいから。それでいいのかな?」
【空美】
「はい、はい。そういうことです!」
「もしかして、初めて話しかけてきたのも同じ理由だったりする?」
【空美】
「しますします」
こくこくと何度も首を縦に振る神田さん。
かわいいな。
って、そういうことじゃなくて。
「それならどうして言ってくれなかったの?ファンだから演奏聞かせてくださいって言ってくれればよかったのに」
【空美】
「う、それは……だって」
「だって?」
【空美】
「――さん、本当に死んじゃいそうな顔してたんですもん」
「え?」
【空美】
「もしあの時、ファンだから演奏聞かせてくださいって言ったら、引き受けてくれましたか?もし引き受けてくれても、適当に演奏して済まそうとしませんでしたか?」
「あ……えっと、そうかも」
たしかに、言われてみればそうかもしれない。
あのころは本当になんの生きがいもなく抜け殻のように生きていて、音楽の道に戻るなんてことは微塵も考えていなかった。
神田さんが話しかけてくれて、それから何度か交流するようになって、ようやく生気が戻ってきたうえで、演奏してほしいって言われたから受ける気になれたのだ。
【空美】
「その後は、わざわざ言うことでもないかなって思ってるうちに時間が経っちゃって……すみません。隠したままで」
「いや、いいよ」
そんなの謝ってもらうことじゃない。むしろ、そこまで俺のことを好きでいてくれてありがとうと礼をいいたいくらいだ。
「それより、お互いがお互いのファンだったなんて、なんかすごい偶然だよね」
【空美】
「あはは、ですよね。わたしも最初――さんの口からみそらの名前を聞いた時、え!?って思っちゃいましたもん」
二人して笑いあう。
ほんと、すごい偶然だ。
天文学的、もはや運命と言ってもいいんじゃないだろうか。
「そういえば、みそらって神田さんの名前を後ろから読んだらそうなるんだよね。名前の由来ってそういう事?」
【空美】
「そういうことです。最初は安直すぎるかなって思ったんですけど、意外としっくり来ちゃったのでそうしました」
たしかに単純な名付け方だが、いい名前だ。
みそら、口に出してみると可愛らしい響きだし、ひらがなで書いても可愛らしい。
まさに神田さんにぴったりだ。
「あ、そうだ。みそらちゃんに聞きたいことがあったんだ」
ひとしきり笑いあったあと、ふと前に抱いた疑問を思い出した。
「みそらちゃんって最初Twittarやってなかったのに、急に始めたよね。あれってどうしてなの?」
みそらちゃんのTwittarアカウント開設時、ファンたちの間では様々な憶測が飛び交った。
ついに知名度を上げに来たのかとか、ついにファンの要望に答えてくれたのかとか。
俺はそんな事考えても無駄だと飲み込んだが、こうして本人を前にしたらやはり気になって仕方がなかった。
【空美】
「あー、それはですね。――さんのおかげですよ」
「え、俺のおかげ?」
【空美】
「はい♪」
驚いたな。
案外月並みな理由かと予想していたんだが、まさか俺とは。
「それってどういうこと?」
【空美】
「えっと……」
尋ねると、歯切れの悪い返事が返ってくる。
どうしたんだろう、何かいいづらい理由でもあるんだろうか。
「どうしたの?何か言いにくいこと?」
【空美】
「いえ、そういうわけじゃないんですけど。わたしがTwittarを始める前でしたよね。――さんの演奏を聞きたいとお願いしたこと」
「そうだったね」
【空美】
「それで、――さんにとってギターってトラウマみたいなものでしたよね?」
「トラウマってほどじゃないけど……出来れば触りたくはなかったね」
とっさに否定したが、その後の苦労も考えればあれは十分トラウマと言っていいかもしれないな。
答えながらそんなことを考えていると。
【空美】
「わたしもトラウマだったんです。Twittarが」
「え?」
【空美】
「昔、お友達だと思ってた人にTwittarですごく悪口いわれちゃって、あまりいいイメージなくて。でも、――さんがわたしのためにトラウマを乗り越えようとしてくれたから。わたしもそれに応えようと思って、Twittarのアカウントを作ったんです」
「そうだったんだ……」
まじか。
まさかそんな重い理由だったなんて、微塵も思ってなかった。
てっきり、身バレが怖いからだとばかり……。
「神田さん、ごめん。軽々しく聞いちゃって」
神田さんはこんなこと言わされて、気を悪くしてないだろうか。
そう思って恐る恐る彼女の顔を覗くが、むしろ笑みを浮かべていた。
【空美】
「いえ、大丈夫ですよ。そのおかげでーーさんに出会うことが出来たんですから」
「え、そうなの?」
【空美】
「そうですよ」
確かに現役時代は自分のバンドの公式アカウントを運営していたが、そこで接点があっただろうか。
フォロワーは三百人くらいしかいなかったが、あの一人が神田さん?
疑問に思って首をかしげていると。
【空美】
「悪口を書かれたことを知ってしまった日、悔しくて悲しくて家を飛び出して。そこで――さんが歌ってる姿を初めて見たんですから」
神田さんが懐かしむようにいった。
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