応援コメント

第160話:「野戦砲の改良:1」」への応援コメント

  • 砲戦部隊の展開運用。

    キャノン砲では直接照準だから
    射線確保が難しいケースが多発する。
    よって曲射砲が欲しい所。

    歩兵部隊に追随する部隊でもよいが
    歩兵部隊自体が運搬し展開運用出来れば理想的。

    となると、口径は小さくても
    速射・連射できる迫撃砲がいいかな。
    直接照準で火力増強を狙うなら
    無反動砲にすれば良い。

    口径的に50mmなら、
    それなりの威力を確保出来ると思う。

    旧日本陸軍では
    歩兵が分解した砲を背負って行軍してた事もあります。
    「山砲」と呼ばれる物で
    中国戦線では敵軍の火力不足もあって
    かなり有効な戦力になっていたようですよ。

    75mm砲を牽引化するなら
    自衛隊が運用している81mm迫撃砲みたいに
    なるのでしょうかね?

    楽しみです。

    作者からの返信

    隼 一平様、いつもありがとうございます!

    山砲に関しては、熊吉も、作中に導入しようと考えています。
    イメージとしては、年代的にやや近い、戊辰戦争時代にわが国で運用されていたような山砲ですね(四斤山砲とかをより原始的にしたようなバージョンを考えています)。
    とりあえず、各歩兵連隊に分派してその指揮下に入り、火力支援できるような大砲を装備させたいなと思っています。

    あとは、主力のカノン砲なんかも、砲車を改良して戦況に応じて動かしやすいように改良して行こうかな、と思っています。
    性能はまだ未発達でも、軍団、師団、連隊と、各クラスで砲兵を運用できる近代的な組織を作っていく予定です。

    迫撃砲なんかは確かに動かしやすくていいのですが、さすがに時代的に難しいような気もするので(臼砲もあったと思いますが、あれは前装式の大砲と一緒で、迫撃砲みたいにポンポン撃てないみたいです)、ちょっと導入は先送りでしょうか・・・。
    まだ鉄鋼技術が未発達で、あそこまで砲身の肉厚を薄く作るのは、やっぱり難しいんじゃないかと思うので、ひとまずは山砲でなんとかやって行こうと思います。
    軍団砲として重野戦砲、師団砲として野戦砲、連隊砲として山砲、軍団予備として砲車を改良した野戦砲、みたいな感じを目指すつもりです。

    欲を言いますと、本当は[火力の機動性]とかの話も盛り込んでガッツリ砲兵話もしてみたかったのですが、いかに大砲が盛んに用いられた時代とは言えど、まだまだ技術的には未発達でそこまで大砲の性能も良くないので、泣く泣く断念しました。
    いつか砲兵話もやってみたいんですが、それ単独でやるにはちょっと物語として成立させられない気もするので、悩ましい今日この頃です・・・。

    日本軍の山砲ですが、なんだかんだ優秀だったと思います。
    分解して運搬できるのでその名の通り山地でも運用が可能で、朝鮮戦争の時にも中国軍が鹵獲したものを運用して戦果をあげているようですし、どこでも火力支援ができるというのは強みだと思います。

    火力に関しては日本軍も重視していたようですが、根本的に物量が足りなかったのだろうなと思っています。
    沖縄戦の日本軍砲兵については、米軍側でも相応に評価されているそうなのですが、これは日本側が頑張って砲兵火力を集結させたおかげでもあって、やはり砲兵は数がなければ十分な効果は発揮できないのだなと思います。

    また、ガタルカナル攻防戦についても、日本側が有効に砲兵を運用できていたら「危なかった」と、米軍側は認識していたという話も聞いたことがあります(日本軍も砲を上陸はさせてたんですが、インフラ未発達な島なので運搬できずに破棄せざるを得なかったそうで、結局、海上からの艦砲射撃はありましたが、陸軍が自前で支援砲撃するといったことはほとんどできていなかったそうです)。

    最近でも、ウクライナでロシア側が大規模な砲兵火力を導入し、圧倒的な砲弾数でウクライナ軍を追いやって東部地域を占領した様ですし、ドローンといった兵器も登場した昨今ですが、砲兵が強力な戦力であるというのは変わらないようです。
    ただ、ロシア軍は比較的昔ながらの砲兵運用をしているのに対し、米軍では精密誘導砲弾でピンポイントに目標を吹っ飛ばすようなハイテク化も進んでいる様ですので、また将来は砲兵も変わってくるのかもしれません。

    長々と返信、失礼いたしました。
    こんな熊吉ではありますが、これからも隼 一平様にお楽しみいただけますよう、頑張らせていただきますので、もしよろしければこれからも熊吉と本作をよろしくお願い申し上げます、

    編集済