応援コメント

第126話:「紛糾(ふんきゅう):1」」への応援コメント

  • バ・メール王国が籠城している要塞は
    函館の五稜郭のような形式なのですね。

    確かに難攻不落のような感じですが
    共和国軍が
    「わざと放棄した」要塞ですよ?

    王国軍が気づかない仕掛けが
    あるはずです。

    脱出用の抜け穴とかを使って
    侵入されたら
    あっという間に陥落してしまうでしょう。

    帝国が救援を差し向けても
    間に合わないと思う。

    決戦の敗因を分析して、正しく認識できるなら
    今やるべき事は
    「共和国軍に対抗できる軍に再編成する事」
    が最優先です。

    帝国としては
    「私情により巻き込まれた戦争」なんだから
    王国を切り捨てて、自国防衛に注力しても
    非難される言われもないですし。

    「バ・メール王国の次は我々だ」と思うなら
    なおさら防備を固めるべきでしょう。

    感情を優先するのが
    最上位貴族と言うのがなんとも…。

    後は陛下の決断次第なんだけど
    「いい人でいたい」(恨まれる覚悟がない)
    彼に切り捨てる決断ができるか?

    それとも。
    全てを投げ出して退位を宣言するか?
    (国内を外征どころではなくして
    救援をうやむやにしてしまう。)

    はてさて。
    どうなる事やら…。




    作者からの返信

    隼 一平様、いつもありがとうございます!

    そうです、函館五稜郭のような要塞です。
    ただし、こちらはより本格的なもので、規模も大きく、複数の星形要塞が組み合わされた強力な要塞です。

    これは、熊吉が十分に作中で描写できていなかったことが悪いのですが、この要塞、ヘルデン大陸ではそこそこ名の知れた堅固な要塞です。
    そして、これが今ちょっと一番書くのが足りなかったなと反省していることなんですが、この要塞、共和国は「わざと」放棄したわけではないんです。

    現場の指揮官が、ムナール将軍から「王国軍を長期間にわたって阻止せよ」と命令を受けていたのにも関わらず、「敵を前に一戦もせず引きこもっているとは武人の名折れ! 」とか言って、出撃しちゃったんです。

    で、案の定あっさり返り討ちに遭って、帝国軍と王国軍が同時に攻め込んでくるという状況になったムナール将軍が、止むを得ず選択したのが敵を共和国中枢にまで引き付けて消耗させ、決戦によって一気に撃滅するという作戦だったりします。

    ムナール将軍としては、王国軍を足止めさせつつ、主力によってまずは帝国軍を撃破し(帝国側にはグロースフルスがあるために堅固な要塞がなく、足止めできる環境がなかった)、バ・メール王国軍を叩いて、逆侵攻、という構想でした。

    その元々の構想が現場指揮官の暴走によって崩れ去り、そこから急いで修正して行った作戦が、作中の展開になります。

    本作は、エドゥアルドとルーシェの視点で主に進めているために、この辺の描写がうまくできていなかったのですが、熊吉としてはこんな「裏事情」を考えていました。

    説明不足は、熊吉の力量不足です。
    大変、申し訳ありませんでした。

    そして、隼 一平様からいただいたご感想を読ませていただいていて、熊吉、思ったのです。
    「多分、多くの読者様も同じように考えるのでは? 」
    と……。

    現状、投稿を安定的に継続するために、数話分のストックを用意しているのですが、そのストック分は熊吉の説明不足によって読者様のあずかり知らない裏事情を踏まえた内容となっており、もしかしたら読んでいる間に違和感を感じさせてしまうのではないかと、ちょっと危惧しております。

    どう対応するか、少し考えさせていただければなと思います。
    過去の部分に新しく説明を加えるか(その場合は、変更部分とその内容を近況報告などでご報告させていただくことになるかとおもいます)、これから先の部分に修正を加えるか・・・。

    文章の変更量的に熊吉がラクなのは後者なのですが、そうするとプロットの修正、および作中のキャラの思考なども手を加えねばならず、今まで考えていた今後の展開に修正を加えることとなり、作業よりも考える方が大変なことになるわけでして(そしてこの考えるってのがけっこうキツイんです)、ちょっとどうしようかとたじろいでおります。

    どう対応するかはまだ決めかねておりますが、隼 一平様のおかげで、熊吉、重大なことに気づくことができました。
    ありがとうございました。

    こんな熊吉ではございますが、もしよろしければ、これからもよろしくお願い申し上げます。