第12話
出来上がったレモンソルベは、うそー!なくらい夢の味だった。
大奮発してステーキを準備し、デザートにソルベを出した。
スプーンでカキカキしてスプーン型に整える。
珍しく相方も気に入ったようで、おかわりしたんだよ、これが。
ちょうど娘のお誕生会を予定していたので、誕生日プレゼントにする。
う⚪︎⚪︎亭のサレ缶が取ってあったので、入れたらすごく可愛いんだわ。
誕生会は、小洒落たお店に行ったかのように大成功だった。
用意した料理もワインもあてもすべてちょっと上いくレヴェルなのだ。
大満足の食事の後に相方が、娘にあげたソルベを出してくれと要求。 おい!
娘はこだわらない女だ。 機嫌よくケーキと一緒に皿に盛ってくれる。
おしゃれレストランの締めのデザートの完成である。
レモンソルベがその夜の成功を引き連れてきたかのようだった。
後日談。 人気パティスリーでレモンソルベを発見して食べてみた。
結論から言うと私の勝ち。 んふふ。
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