第4話 『こころのきず』


ミスターK


 『よいかな。しょくん。人間というものは、体に関してだけでなく、心にも傷を負うのだが、なかなか、それは見えないし、スパイは、なおさらみせない。しかし、それを、あからさまにすることで、相手を弱体化できる場合がある。みたまえ。きみ、このスプレー、を、わたしにかけてみたまえ。』



諜報員 き


『あいよ。 しゅぱ〰️〰️〰️〰️〰️☺️』




諜報員たち


『ざわざわ? 変化ないな。』




ミスターK


『さよう。わらしは、血も涙もないからな。では、きみにかけてみよう、しゅぱあ〰️〰️〰️。』




諜報員たち


 『う、うぎゃあ〰️〰️〰️〰️〰️😱😱😱』


    

      誰もいなくなる。


 身体中、日本海溝みたいな傷だらけ、血みどろ、首が半分ない、諜報員。『き』、が立っていた。



ミスターK


『みな、修行が足らんな。まったく。』



  そこに、第1王女さまが現れた。



第1王女さま


『まあ、すごいい。美味しそう❗』




ミスターK


『さすが、王女さま。夜食にいかが?』




第1王女さま


『ざんねん。準備済みよ。もっと、二枚目なの。あ、その、スプレー借りにきたの。夜食に振りかけるから。』




諜報員 き


『職場を間違えたかな。転職しようかな。』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る