chapter2 休日のモノマネ歌合戦


 みなさんは空豆そらまめの効率の良い向き方を知っているだろうか?

 何を隠そう、俺は知っている。

 そこの奥さん。旦那さんの晩酌のおつまみに空豆をお出ししてはいかがかな?


 という訳で、空豆の簡単な剥き方を伝授しようと思う。メモとペンの用意はできていますか?

 それでは剥き方講座を始めます。

 まず初めに、こちらにあるような道具を揃えてください。

 次にでた空豆をこう持ちます。

 そして、ここをこう、これを使いピーとやると、ホラ!

 すごいでしょう!


 てな訳で、みなさんも空豆を食べて元気になりましょう。


「店長。子供が熱を出してしまって、保育園に迎えに行きたいんですけど…。」

「なんと!? それは大変ではないか! 早く行ってあげなさい! 」

「ありがとうございます。」

「気にすることはない。小さい体で病原菌と戦っているんだ。高坂さんはしっかりと看病をしてあげなさい。」

「はい。それではお先に失礼いたします。」

(店長。ソラマメを持って独り言を言ってたけど、疲れているのかしら…?)




 おっと。邪魔が入ったが…。なんの話をしていたかな…?


 そうそう。俺が転生し、25歳も若返った話だったな。

 あれは俺が現場の作業写真台帳を作成している時のことだった。

 作業前、作業中と順番に台帳に貼り付けいる時…。

 ちなみにこの作業台帳。昔はアナログで、フイルムの写真を現像し、台帳に差し込んでいたんだよな…。

 今は電子だから、貼り付けるだけなので、2,000枚くらいの写真はあっという間に終わって…。


 おっと。またまた話がそれたようだ…。見た目は27歳だが中身はオジサンなので、思いつくとすぐにそちらに気が入ってしまうのだよ。

 うえーヘッヘッヘ…。


 えっと、モノマネの話だっかな?

 ここだけの話。実はアタクシィ〜、渥美あつみ きよしのモノマネが得意なんですよ。

 そういえば、人って何かを披露する時って必ず丁寧語になるようだ。

 んー。そうそう、いい例が手品である。

 披露する相手が家族であっても必ず丁寧語になる。

 私はこれを『丁寧語シンドローム』と名づけている。

 ちなみに冒頭の空豆の向き方講座も、丁寧語シンドロームと言えよう。なぜか丁寧語で話してしまうのだ。

 

 そういえば今回もchapterチャプターと表記されていたようだ。そして後に続く、休日のモノマネ歌合戦。

 前回と同様。俺は転生前もその後もモノマネ歌合戦などはした事がない。ましてや休日にカラオケになど行くわけがない。

 今回も読者に目立つよう、#タグ付けが目的なのだろう。


 ププ…。クックックっ!

 おおっと失礼、キャバなクラを思い出してしまった…。



 ピッピー!

「店長! へールプ! 満席御礼っす! レジをお願いしまーす!」

「了解だぁ! すぐに行こう!」


 それでは丁寧語シンドロームの話は次の機会に…。

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