遠い未来、娯楽としての食が忘れ去られた世界で、それを復刻せんと頑張る研究者のお話。
未来の世界を描いたSFです。
食糧危機により滅亡しかけた人類。スーパーフードの開発によりひとまず難を逃れたものの、でも平均寿命は年々下がり続ける。
その原因はいつまで経っても解明されず、いずれ来る滅亡を見据えながら、それでも人々は生き続ける……といった筋の物語。
とはいえ作品そのものの印象としては、そんな重苦しい感じでもないのが嬉しいところ。
世界に迫る危機は危機として、それとは別に結構いい生活してるので安心でした。
それこそSFらしくというか、現代にはない便利そうな未来ガジェットもちらほら。
特に物語の主軸でもあるスーパーフード、ちょっと食べてみたいです。
独特の世界観が楽しいお話でした。