第八話:覚醒之暴走

「うおおおおおお!」

「うらああ!」

「蓬莱宝玉:風!暴風之召喚トルネード!」


「んな!?どあああああ!」

さっきから賊共の増援が終わらない!

このままでは俺の体が持たない!なんとしてでも!


なんとしてでもあの子を守るんだ!!!

「うおおおお!」どかん!ばこんっ!!

はあ、はあ。


おい!ナスカ!後どんくらいだ!?

『あ、ああ。後は100人くらいの増援が来る!気をつけて!』

まじかよ。


一体どうすれば....。

くそっ。またしても大切な人を助けることができないのか!

いや、絶対助けてやる!!


なんとしてでも!!

「蓬莱宝玉:火!炎之密室フレア・サークル!」

ぼおおお!!


これで10人ぐらい倒せた!

「きゃあっ!」

「ナッ!?」


俺が振り向くと助けた少女が襲われようとしている。

「くっそおおおお!!」

「残念だったな!!この少女はもらっていくぜ!ひゃはははは!」


糞がクソがクソが!

届け届け!!

届いてくれえ!!!!!!!!!!!


時間が止まれええええええ!!

蓬莱宝玉!!!頼む。

時間を止めてくれえええ!



でぅううん。

チッチッチッチ。

んな!?


みんなが動いていない?!

おい!ナスカ!!!

『......。』


ナスカ!!

『........。』

返事がない。すべてのときが止まったのか。


はやくあの子を助けないと!

ガシッ!グッグッ。

動かない!?


覚醒之暴走レクイエム・オーバーヒート だ。」

誰だ!?

「お前の熱い願望により、時を止めた。」


一体誰なんだ!?

「俺は蓬莱宝玉だ。」

んな!?なんで喋れるんだ!?


「ナスカは時止め中は喋れないからな。俺が代理で喋っている。」

な、なるほど。っていうかこの娘を助けたいんだ!

「時止め中は時止めの対象に干渉することができない。」


じゃあ一体どうすれば!?

「一旦時止めを外してその娘を助けるんだ。この距離なら行けるだろ?」

そういうことか。じゃあ、さらばだな。


「ああ、次会えるときを楽しみにしているぞ。小僧。」

でぅうううん。

チッチッチッチッ。


「んな!?なんでお前がここnグへぇ!」

「大丈夫だったか?」「怖かったですぅ〜。」

そう泣かれてもな。じゃあこの娘を助けるため彼奴等をぶっ潰す!


「ああもういいや!お前ら全員まとめてシネや!!」

「そう簡単に死ねるとイイんだけどな!」

『何が起きたの!?』


悪い!後で説明する!

『え、ええええ?』

「蓬莱宝玉:炎!焔之槍フランメランス!」


ぼおおおおおお!

出てきた槍は賊の体を突き抜けてその体を燃やし尽くしていった。

「ぎゃあああ!」


「死ね。永遠に続く焔の中で。」

「あ...あああ........。」

そう言って奴らは息絶えていった。


「ありがとうございます〜!!」

「いやいやいいんだよ。」

本当に大丈夫で良かったよ。


だけど....、「おい!そこのお前その御方から離れろ!」

「さては賊の仲間だな!?」「ひっ捕らえよ!!」

んな。こうなるだろ?


仕方なく捕まってやるか。

「じゃあな、後で会えたら会おう。」

そう言いながら俺は衛兵に連れられた。

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