第3話 僕は彼女が大切なんだ、やっぱり。

僕がこんなにもくずみたいなことをしている間にも、彼女は僕を気遣ってくれたり、

はたまた彼女が弱ったり。

高校のことで疲れている彼女を僕は慰めている、それと同時に、ほかの人に惚れて、

僕は彼女を傷つけている。


秋になって、11月。記念日の日、僕は手紙を読んだ、

こんなくずへの手紙だとは思えないほどに優しくて、

僕は心が痛くなった、


そっと、「これからもずっと一緒にいよう。」と言いながら、自分の恋心を

押しつぶした。


学校が終わり、コンビニまでついて行って、食べ終わるのを待って、駐車場で

さようなら。その繰り返しに正直飽きていた。


結局この日も愛も恋も同じくらい大切だった。


3年がたって昔のような情熱的な好意もない、

ただ家族のように、僕は家族の温かさをあまり知らなかった

彼女が教えてくれた、家族としての温かさも僕にとっては

かけがえのないものだった、まだ僕は彼女が好きなんだろう。


僕はどちらか選べない、だから選ばずに、時が過ぎるのを待とうと思う。


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