第4話 スキル
「は?スキルの進化!?ってかなんだ今の声は!頭の中に直接響いて来たぞ!?」
(というかスキルってユニークより上が存在すんのかよ!?そんなもん習わないかったけどな..。でも確かにあの声が聞こえた。幻聴でもない.......はず。スキルを確認してみればわかるはず!)
森の奥から遠吠えが聞こえる。その声で我に帰ったノアは急いで木に登りはじめる。
(そうだった....。今はこんなことしてる場合じゃねえや。急いで場所を確保しなきゃ....!)
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木の上に登って態勢を整えたノアはスキルの確認を始める。
「本当にスキルが変わってる....。」
あらゆる物をつかいこなし、我が物とする神の如き力
・自らの受けた技、魔法、スキルを自分の物として使用できる。
・技や動きはそれまでにコピーしたものの中で最も洗練されたものが適用される。
・自らの身体能力は関係しない。しかし、肉体強度は対象外。
・スキルはコピー対象によって取得条件が変化する条件を満たす、もしくはスキル所持者を殺した場合にのみスキルのコピーが可能。
「叡智の
・解析 ・身体強化
コピーしたスキル
・俊足 ・硬身
(マジか?これ現実だよな?腕痛えし現実だな!だとしたらこれは使える!これなら森を抜けるのも現実的になってきた!まずは取得した権能?の確認からだ。)
そう考えて権能の文字をタップする。
解析
・対象のステータスを見ることが出来る。
・ステータスに差がありすぎると見ることはできない。
身体強化
・自身の身体能力を上げる。
・強化率は現在1.5倍。
(解析....鑑定みたいなものか。身体強化に関しては文句なし。強化率は「現在」って書いてあるからこれからも上がるのか?まあ今考えても仕方ないしなあ。
次はコピーしたスキル か。)
そしてコピーしたスキルをタップ。
俊足
・移動速度が増加する。
硬身
・全身が硬化する。
(こっちはかなりシンプル。だけど今の俺にはありがたいな。基礎能力を更に底上げしてくれる。)
「まあ何はともあれ新しいスキルだ。明日試してみよう。今日は色んなことがあったしなぁ。」
朝から衝撃の出来事続きでかなり疲労が溜まっていたのか目を閉じるとすぐに眠気が襲って来た。
「ふぁぁ〜。おやすみぃ〜。」
寝ている間に永眠しないことを願ってノアは眠りにつくのだった。
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次話は6時投稿です。
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