水たまりの向こう側

 あの時、通学路には水たまりができていました。 

 私は足を滑らせて、水たまりに向かって転倒しました。

 そして目を覚ますと、私は海中世界に居たのです。

 自分のベッドで起きたのですが、辺りは青く、静かで、あわの音が聞こえてきました。

「早く準備して高校行きなさい」

 リビングに居た母はビキニ姿で言いました。その時私もビキニを着ている事に気が付きました。

「おはよう。はやく出ようか」

 同じく父も海パンでした。

 それから私は父と一緒に海中世界を泳ぎました。

 すると前方からゴミ袋が飛んできて、父の頭に被さりました。

 最初は笑っていましたが、父は本当に苦しみだしました。

 ゴミ袋を外してあげると、安心した表情で父は私を見ていました。

 前を見ると大量のゴミがこちらに向かって飛んできました。

 私がゴミとぶつかる直前、また目を覚ましてこちらの世界に戻ってきました。

 信じられないと思います。しかしこの経験こそが今の私の志望動機となっております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る