第7話
さて、リーダーが警察に連れて行かれ楠木と再会を果たした頃。使えねえ~メンバー達は、フラフラしたり、トッヒィに会話を試みていたりした。
「ちょっとあなた達! 悪いことしちゃあ駄目じゃない! 天に代わってお仕置きしちゃうわよ!」
どっかて聞いたフレーズをパクり、ホワイトがセクシーポーズを取れば。
「君達はこんなクダラナイ事に時間を費やして社会人として恥ずかしく無いのか?」
如何にもグリーンらしい説得をしている。がっ! そんな説教ぐらいで参るぐらいなら、改造手術など施されては居ないのである。
この二人より、更に使えない酔っ払い二匹は何を勘違いしたものか、トッヒィ達がクラブ《ビーナス》のホステスに見えるらしく、ピッタリと密着してダンスを踊ってたりする。
「お姉さん達はずいぶんスレンダーなんですね。腰回りに無駄な肉が無い。オマケに胸もないですね~~ワッハハ……」
「オラア~酒持ってこ~い。ささ、どうぞ亀津堂さん。契約は是非ウチでお願いしますね~」
もう既に読者の方々には、どちらがどの台詞を言っているか説明など不要であろう。
和気相合とした雰囲気の中、急にトッヒィ達のタイツの中から声が聞こえてきた。
『あ、あ、トッヒィ達に伝令がある。Dr.サエグサから帰社しろとの命令だ。あ、あ、もう一回言う……』
この声に慌てたのはトッヒィ達だ。急にソワソワしだし、タイツの中から無線の様な物を取りだし「トッヒッヒ~」だの「トトッヒッヒヒ~」とか言って一斉に整列したかと思ったら、一糸乱れぬ行進で何処かへと帰っていったのだ。
ドクターサエグサとは? トッヒィ達に置いてきぼりを喰らわされたウリアゲンジャーのメンバー達の行方は? 次回を待て!
変態科学者の歌
へん~へんへんた~い科学者だ~
改造手術を施して~最後にゃ殺されさようなら~
トッヒィなん隊作ったの~
あなたも中々やりますな~
今日の獲物はホワイトか?
それとも、ヤッパリ青山か~
行け!(変態)施せ!(手術)出来上がりに満足の~変態科学者~
(サ・エ・グ・サ!)今日もい~く~
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