第2話 初めての繋がり。

Twitterで少し交流できていた時、DMMチャットというものがあった。


会いに行く事はできないしこれなら、、と決心し、苦手な機械操作を太い指でモタモタ登録しつつ、いざ……。


画面の中にいる彼女はとても優しくて可愛らしい人だった。コメントを全て拾ってくれて返してくれる。

楽しい――。

自分の名前を言うと、彼女は

「あっ」

という反応を見せてくれた。分かってくれている様子で嬉しかった。


ただ、女の人は誰もいなかった。


「やっぱりそうだよな、AV女優好きになるのってだいたい男の人だよな。」


分かってはいた。でも実際にその光景を目の当たりにするとやっぱり自分はちょっとおかしいのかな、と胸がザワつく。

その頃毎日リプをしている女は私だけだった。

でも彼女のおかげで毎日が楽しくて仕方なかった。


DMMチャットが終わってプリクラを貼った手紙を出した。Twitterやチャットのやりとりから、こんなに好きだと女と信じてもらえてないかもしれない。何となく彼女には安心してほしかったから、貼った。


2週間後ぐらいだろうか。



「紗倉まなにフォローされました」



その通知は、夜中に飲んでいた珈琲を吹き出しそうになるほどの威力だった。

一日に5.6杯は飲む大好きな珈琲を。


少し前に体調を崩されていたからその心配とフォローをしてくれたお礼のDMを送ると丁寧に長文で返してきてくれた彼女。

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