企業戦士を強要したのは、企業だったのか、時代だったのか。
逆らえる方は、少なかったでしょうね。
奥様は、ひとりだったかもしれませんが、旦那様の信頼は得ていたと思います。
まあ、何を言っても淋しい思いさせたのには変わりないかな。
奥様の小説は、半沢直樹かな?
(;^_^A
いつもながらの心地良い文章。
さすがです。
作者からの返信
@ramia294さん
いつもながら作者を越えた(笑)レビューに感激しております。
妻のネット小説には、働く夫への感謝や労わりと共に「むかしのあなたを取り戻して」の願いが込められていたのかもしれません。
経済成長期、忙しかったことは間違いありませんが、やりようによってはもっと早く帰れたかも知れず、まして夜の街での時間は……。ある時代の夫婦の姿をたどってみました。
編集済
私たちは、目の前にあるものの意味を深く考えずに、ともすれば自分のことばかりを考えて過ごしてしまいますね。その人がいなくなって初めて、それまで当たり前のようにそばにいたその人の心の中を思い、もっとその人と深く結びついていたらよかったと思う。
目の前にあるうちは、そのことに決して気づけないのでしょうね……
人の抱える、免れることのできない寂しさ、孤独。静かに穏やかに、そういうものを訴えかけてくる物語だと感じました。
作者からの返信
aoiaoiさん
ここまで深く読みこんでくださって、とてもうれしゅう存じます。
わたしもかなり長く生きて来ましたが(笑)まだまだ身勝手が先立って……。
読書中の平家物語に登場する法然上人が「人びとに念仏修行を説く自分もまた最期の瞬間まで煩悶から解き放たれない凡愚である」と述懐するくだりがあり、その言葉に救われたり、悟りを開いたと見える高僧にしてそうなのかと落胆したり……です。
そういう自分と向き合って生きていくことは、ときに堪えがたい苦しさですが、こうして共感のお言葉をいただくと、少し和らぐような気がします。本当にありがとうございました。