自傷謳歌

私が生きる理由

愛されてみたかった。

私は、誰からも愛されない。

一度そう決めつけてしまうと、自分自身に洗脳がかかってしまうようだ。

息苦しい。

家、学校、SNS。もう居場所はどこにもない。

私は愛されない子。愛されるに値しない娘。

ダメな子なんだって、小さい頃から知ってたよ、お母さん。

殴られても、怒鳴られても、当たり前の子なんだよね、お父さん。

あぁ、なんて可哀想な子！！こんな子誰も愛してくれたりなんてしない！！

被害者面がよく似合う子、本当は誰も幸せにできない加害者なのに！！

ごめんね、こんなダメなお姉ちゃんで。貴方は幸せになるんだよ。

お姉ちゃんは、自分を叱ってくるからね。

お姉ちゃんを愛し、叱れるのは、お姉ちゃんだけだからね。

こんな人間になっちゃダメだよ、自分に傷なんてつけちゃダメだよ。

説得力なんてないだろうけど。

授業なんて受けてる暇ない。

三角形の合同条件なんていいから、私が愛される条件を教えて。

頭に靄がかかったように、何も入って来ないの。

これはお薬のせい？いいえ、私のせい。

もう私は何もできないって言い聞かせた私のせい。

誰ともうまく話せないのも、いじめじゃなくていじりだってわからないのも、勉強ができないのも、全部気合が足りないんでしょう？先生。

謝れば許される、許さないのは悪。

逃げるのは悪。違うのは悪。

みんなみんな悪いことなのに、なんで私がいじめられるのはいいことなの？

もうやだ。こんな狭くて苦しいとこ、居てられない、

ここだけは私の居場所なの。ああ惨め。臭くて寒くて暗い場所。

誰も来ませんようにと願って、自分の首を絞めるの。

もう何も考えられないくらい、クラクラするくらいに。

あなただって、私の体が目当てなんでしょう？

繋がりたいだなんて厭らしい。卑猥ね、それが目的でしょう？

生きやすかった、ここだけが私の居場所だったんだ。

なのに、なのに。

みんな信じられないの。

ミュート、ブロック。リムりリムられ陰口愚痴愚痴。

濃い絡みって、私も数のかさ増しでしかないんでしょう？

もうあなたなんて知りません。

あなたの欲を満たすために病んでるんじゃないの。

正論なんていらない。暇つぶしなんかじゃない。

親からくれた体だなんて、その体を親は傷つけてるのよ。

だからそれを真似するの。

内側から、じわじわと。じゃらじゃらと、飲みこんで。