【復讐編】1-7

早朝 6:00


蓮は店を開くべく、歩いてると曲がり角から叫び声が聞こえ、セブが走って向かうとそこには腰が抜けてる中年男性とボロボロでいつ死んでもおかしくない状態のレイナだった


蓮「れ、レイナ……!!!」すぐ彼はレイナに駆け寄よって口元に耳を貸すと浅く呼吸してると分かる


蓮「レイナ…!はっ、薬は…!!」ポケットから手を突っ込み漁ると小瓶はないが血まみれの写真があった


蓮「くそ…!薬がない…!ってことは昨日から何時間たったんだ…!?」


蓮「おい!!おじさん!!」振り向く


中年男性「は、はい!!」


蓮「見たものはおじさん以外いたか!?」


中年男性「し、知らない…俺が見つけた時からはこうだったから…」


蓮「て事は…一刻も早くしないと彼女は死ぬ…!!」


男性「えぇ…!!それはマズイですよね…!!?」


蓮「ったりまえだ!!」


蓮「いいか、お金渡すから今から言うから買ってきてくれ!」懐から財布だして6000円を渡す


男性「わ、分かりました!」


蓮は中年男性に必要な物全ていって男性はその場から走って向かった


蓮「レイナ…!無茶しすきだ…!!馬鹿野郎……っ」心臓マッサージをする


蓮「人工呼吸もしなきゃだが…。ええい!今はそんな事なんて考えてどうする!」人工呼吸をやっては心臓マッサージ。その繰り返しで時間はどんどん進むにつれ焦りか募っていく。


男性「お、お待たせしました…!ぜぇぜぇ…」


蓮「ありがとう!」包帯、消毒液等出して手袋をする


蓮「レイナ…!服を切るが怒るなよ…!」鋏でパーカーの下から切り出し、応急処置を始める


蓮「ここはボロ家だからな…こんな感じでしかできない。後は俺の家で本格的な治療やらないとな…。一刻も早くな。」


男性「病院には連れていかないと!」


蓮「…こいつはお前らとは違うんだよ。んじゃ俺は急ぐ。ありがとうな。」レイナをそっと上着を被せ担ぐ。


死ぬなよ…!レイナ…!!


蓮の家へ。


蓮「はぁはぁ…!」ドアの鍵を閉めセブの寝室へ向かった


蓮は急いでライトをレイナに向け手術を始める


数時間経過。ようやくひと段落つく。


蓮「……これで大丈夫だと思うが…」時間を見ると夜の19時になっていた


レイナ「はぁ…はぁ…っ」苦しそうに呼吸をしている


蓮「っ……」見るに絶えなかった


レイナの状態は全身に打撲、腹部の刺傷が肩から下半身までの深い切り傷等。無惨な姿になっていた。


蓮「……レイナ…死ぬなよ…お願いだ…」目の前で膝を地面に付きレイナの手を強く握り締める。


翌朝


レイナ「ん”ん…っ?」ゆっくり目を開くとふかふかのベットにいた


レイナ「ここ…は…?」キョロキョロと見渡すと近くにはセブが寝ていた


レイナ「蓮…の家なのか…」


レイナ「そうか…私ってセトにボロボロに負けたのか…。」自分の状態を見て昨日のことを思い出した


蓮「…ん…っ?」起きる


蓮「レイ…ナ…!?」意識覚醒


蓮「よかった…生きてた…」


レイナ「…心配かけたよね。ごめん。…あと救ってくれて…ありがとう」


蓮「いいや…大丈夫さ。今はゆっくり休め。それが今のお前が出来ることだよ」


レイナ「……」


レイナ「ねぇ」


蓮「ん?どうした。」


レイナ「…今日はずっと傍にいてくれないかな」


蓮「…あぁ、そのつもりだ。」


レイナ「…ありがとう」にへらっと笑う


蓮「…お前もそんな顔するんだな」


レイナ「…え?私ってそんな顔してた?」


蓮「…あぁ。」


レイナ「…そっか」


レイナ「…私ってまだ弱くて無力だったんだ。」


レイナ「セトと戦って分かった気がする」


蓮「…そうか。」


レイナ「ごめん…もう私寝る…ね」欠伸する


レイナ「…お休み、蓮」


蓮「…あぁ、お休みレイナ」


セブはずっとレイナの傍に居続けた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る