【復讐編】1ー5

ルキを殺したあれ以来からどんどん白夜の暗殺者の連中を暗殺していった。だが有力な情報は得られずレイナは苛立ちが募っていくばかりだった。


レイナは情報屋に立ち寄った


蓮「おや、レイナじゃないk…」レイナにカウンターに身乗り出してセブの胸ぐらを掴む


レイナ「蓮、適当な連中の情報を掴んでるじゃないぞ」


蓮「な、なんだよ急に!?落ち着けって!」


レイナ「っ!…落ち着けれるか!」思いっきり殴る


蓮「がはっ…!」口から血が飛び散る


レイナは蓮を馬乗りして胸ぐらを掴む


レイナ「私は…!彼奴らに復讐してやるんだ!一刻も早く!」


セブ「……っ、俺の方だって簡単に情報を掴んでる訳じゃないんだ。大変なんだよ。わかってくれ」


レイナ「……っ」表情が曇る


蓮「はぁ…。取り敢えずさ、どいてくれないかな?」


レイナ「…わかった。」傍から離れる


蓮「いつつ…」体を払う


蓮「…その、なんだ、焦る気持ちは分からない事もないが落ち着くことも大事だよ。レイナ」


レイナ「……」


蓮「もう両親はもう帰ってくる事はないんだ。それは分かるよな?」


レイナ「…分かってる。」拳を強く握る。


蓮「よしよし。さてっと。こんなに散らかったし手伝ってくれるよな?」


レイナ「…わかった」


蓮と一緒に片付けする。


蓮「ふぅ、こんなもんか」


レイナ「…蓮、さっきはごめん。アレはやり過ぎたよ」


蓮「…!?」


蓮「え、なに頭でも打ったか?」


レイナ「は?」


蓮「お前が謝るなんてな…。思ってもなかった。」


レイナ「失礼なやつだな。お前」


蓮「はは、ごめんごめん。で、情報を渡したい所なんだが…。生憎まだ掴めてないんだ、すまんっ」


レイナ「は?それはどうゆう事なんだ?」


蓮「…さっきも言ったろ?彼奴らの情報を聞くのが大変って…。」


レイナ「でもそれかお前の仕事なんだろ?」


セブ「まぁまぁ…。今日は休むか自分で見つけるかなんなりしてくれ。」


レイナ「…私が休むことなんてない。」


蓮「…たまには休んでもいいんじゃないか?」


レイナ「そんな事したって何になる。」


蓮「はぁ。なんてゆうかお前らしいよ、何言っても無駄か…。まぁなにか掴んだら教える。」


レイナ「助かる。んじゃ」店中から出る


レイナ「…ああ言ったが結局は自分で見つけしかないか。」誰もいないか確認して小さめの家の屋根に伸び乗り移動する。


1週間も1人で探し続けたが見つからなかった。


レイナ「…はぁ、結局何も収穫ゼロだった。私1人でじゃなにも出来ないってことか」


レイナ「…次はもっと場所広げるか。明日は─」


すると白いフードを深く被ったパーカ姿で身長高めの男性は街角の隅でレイナを見つめる


レイナ「…!」視線を感じ、振り向くと誰もいなかった


レイナ「……気のせいか?」キョロキョロと周りを見た


レイナ「…さっさと家にかえろ」足早に家に向かった


セト「…あいつか。噂になってる闇夜の暗殺者って呼ばれるやつは。」尾行始める


日が沈みすっかり夜になった


レイナは家中に入る。


セト「アイツの家はここか。今は殺すのが惜しいな。また次に取っとこうか」と言って立ち去る。


レイナは着替えてソファーで頭を前にして寝そべってナイフをクルクルと回しながらボーッとする


レイナ「もし、この復讐が終わったら私は…孤独なのか?…ふん、今はどうでもいいか」


ため息を混じりながら体制を変え、深い眠りについた。

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