第7話 保健室の遭遇

たしかここを曲がったところにー

あったあった、ここだ

なんか保健室って小学校、中学校と上がるにつれて行きずらくなるんだよね

なんでだろ?



(コンコンッ)

(誰かいますかー?)

「誰もいない」



うーんどうしよう



「あれ、どうしたんですか?」

「いやー実はね...ってあれ!」

「どうしたんですか?」



あれ?さっきまでいなかったよね

もしかして、見落としてたかな。



「どうしたんですか?」

「実はバレーボールで突き指をしちゃってね」

「た...大変じゃないですか!」

「僕は大丈夫だよ、君は?」

「え···」

「ど···どうしたの?」

「......っ......!なんで.....なんで覚えてないんですか.....」



えーなんで泣き出しちゃったの!

僕はこの子を知ってるの···かな?



「あのー申し訳ないんだけど、僕だちどこかで会ったことあるかな?」

「······先輩、それ本気で言ってるんですか」



なんかいきなり目のハイライトが消えてるんだけど



「冗談···ですよね」

「本当にごめん!誰か分からないんだ」

「そうですか···では一つだけヒントを出すので絶対当ててくださいね」

「うっ 分かったよ」

「お兄さん!」

「あっ····あー!雫ちゃん?」

「っ···!よかったぁ......覚えていてくれた......」

「ごっ ごめんね、すぐ気づけなくて」

「大丈夫です!こうして気づいてくれただけで私は嬉しいので」



よかった〜泣き止んでくれたよ雫ちゃん

でも···本当に変わったな

あぁ紹介を忘れてたね、彼女の名前は星乃雫と言って小学校のころ妹の空と一緒によく遊んでいた友達なんだよ。でも中学校に上がる直前に彼女の親の事情で転校することが決まってそこで離れてしまったんだ。



「どうしました?お兄さん」

「なんでもないよ、元気にしてた?」

「はい!それはもう」

「そっか、よかったよ」



はぁ久しぶりの生お兄さんだ、はぁはぁヤバい

もうこれ以上話してたら私が暴走してしまう



「お兄さんそれじゃあ」

「えっ!ちょっと」



ど······どうしたんだろう?空から何も聞いてないから多分転校してきたんだろうけど

まぁ大変なのかな、放課後に会いに行こうかな



(雫視点)

私はとても裕福な家に生まれた。

いつもそれを目当てに近ずいてくる人達が嫌いだった。でも、ある日話しかけられた姉妹?

にはそんな感じがしなかった。

本当は姉妹じゃなかったみたいなんだけど、私はその姉妹説があったお兄さんと空と遊ぶようになった。

そして、ある日父と、母から転校になると言われた瞬間私は胸が張り裂けるくらいの衝撃を受けた、それと同時にお兄さんへの恋心に気づいてしまった。引っ越してからお兄さんに会えなくなって私はあることを考えた

そっか!お兄さんの物を集めればお兄さんがずっと私の隣にいるんだ!

それから私はお金で雇った人たちにお兄さんの飲み捨てた缶やパンツ、服などを集めさせた。

流石にパンツや服はバレかねなかったから全く同じ商品を置いておいた 空は違和感を感じてたらしいけど気づきはしなかった。

はぁ、お兄さんこんな私にした責任を取ってくださいね♪



_____________________

あとがき

もう少しでフォロー数50を超えるなんてなんか他人事みたいに驚いてます、フォローして下さった方々ありがとうございます。

今回新ヒロインを出すか迷いましたが他のシナリオが出てこないのでもう出しちゃいました。

相当なヤンデレなので後が楽しみですね!

では、またお会いしましょう











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