第6話 体育の悲劇(周りの生徒からの)
高校の名前を考えてなくて後から修正をしてるので一応ここに高校名を出しておきます。
私立木ノ花高校
「よし、そろそろ試合を始めるぞ」
「男女ともに6人1組で固まるように」
普通これなら男子が25人だから4ペアと1人余りになる、女子は26人だから4ペアと2人余るはずなんだけど、
毎授業女子の誰かが何故か2人見学になっているから必然的に僕は1人になって試合を見ておくはめになる。
実際は女子が計画した教師公認の夏輝にさせない巧妙な手口であることは本人に伝えてはならない秘密の一つである。
「よっしゃー ジャンプサーブ行くぜ」
「よっし」
「マジかよ!なんでバレー部でもない真也があんなに強いんだよ 運動能力チートじゃねーか」
そう真也は帰宅部だ 。
しかし、小学校の頃から運動が得意でスポーツをしても直ぐにそのチームのエースになってしまう程の運動能力が化け物でこの地域一帯では知らない人はいない有名人なのだ。
『カッコイイー真也くーん!』
『いけいけー真也君』
「クッソー、あいつ一人で女子の声援を独り占めしやがって」
「よし!真也と夏輝以外の男子諸君」
「聞いて欲しいことがある」
『言ってみろ』
「まず俺たちAチームが真也たちのBチームと戦っているが、もうこの試合は捨てる」
『なにっ!』
「俺たちはサーブとレシーブ全てを真也に集める、味方のやつらもそうしてくれ」
『ふむふむ』
「Bチームも同じように真也にボールを集めまくってくれ」
『任せろ!』
「そして最後に戦うDチーム」
『ごくっ』
「お前たちに俺たち男子すべての希望を託す」
「絶対にあの男を倒してくれ」
『ッ.....分かった、俺たちに任せてくれ!』
「よし円陣を組むぞ」
「俺たちは絶対に勝つぞ!」
『おーー!』
今ここに真也討伐同盟が組まれたのであった
その一方女子サイドでは
「はい、はい、いけ!」
「よっし!」
「やったー勝ったよー」
平和に行われていた
現在Aチーム 0ー2 Bチーム
(0ー25)(0ー25)
Bチーム 2ー0 Cチーム
(25ー0)(25ー0)
「よし、ここまでは作戦通りだ」
『頼んだぜ!俺たちの意志を必ず』
『あぁ、お前たちの意思は受け取った』
『絶対勝つぞー!』
『おー!』
「お前ら絶対変なこと考えてるだろ!」
結果は、まぁ案の定フラグを、全員で建てまくった挙句にクサイセリフを吐き続けた甲斐あってか無事Bチームの優勝であった。
スコアBチーム0ー2 Dチーム
(27ー25)(25ー0)
1セット目はデュースに持ち込んだがそこで力尽きて2セット目はボロ負けであった。
「よし!今ならみんな僕に気づいてない」
「オーバーハンドパスをしよう」
(オーバーハンドパスは頭の上で両手を使ってレシーブすることです)
「痛っ」
『どうしたの!?』
「うわっなんでみんな同時に来るの!」
『それよりどうしたの!?』
「えっと突き指かな?」
『誰か救急車を事件だ!AEDを誰か持ってきてくれ!』
「救急車も事件でもAEBも要らないよ!?」
彼らはこれを本気でやろうとしていたのだ。
「僕は保健室に行ってきます」
『だ....大丈夫か(なの)?一人で行ける?』
「ぼっ...僕をなんだと思ってるの?」
『国宝?』
「そんなわけないでしょ!?」
保健室に行こうとする夏輝をクラスと教師全員で後ろから追いかけていたのは彼ら以外知らない。
_____________________あとがき
応援コメントをくれた方フォローしてくれた方々ありがとうございます。
その応援の甲斐あって今回は約1300文字で1話を書いてみました。
次回の保健室編で新しいヒロインを出すかは悩み中ですので、出して欲しいって思ってくれる方がいたら応援コメントで教えてくれるとありがたいです。ではまた、
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