第7話〈終〉【食育ですが、何か?】

 

 


 ──────


 ────


 ──数分後。


 一通り大騒ぎし終えた後の。

 静まり返った執務室にて。


 未だに、絶え間なく声をあげ続けていた人物が。

 『たった一人』だけ、この場に存在していたらしい。


 ……いや、失礼。

 正確には、一人ではなく──



〈──……グゥ! ……グゥ!〉



 『一匹』だ。


 そう、その正体とは。


 たった今、卵から孵ったばかりの。

 小さな小さな赤ちゃんワニ。


 僕達の目の前にある書斎デスクにその身を委ね。

 ジッーと僕が抱っこしているカノン様を、まじまじと見つめている様子である。


 ……しかし、残念ながら。

 僕達もまだ頭の整理が追いついていない状況。


 その赤ちゃんワニが向けてくる眼差しに対し。


 僕はヒクヒクとした顔を。

 主はビクビクとした態度を。


 それぞれ、黙って返すことしかできないのであった。


 すると、突然。

 そんな僕達の背後から、暫く自身のスマホと睨めっこをしていた華殿が「あっ!」と、大きな声を上げてくる。


「出てきましたよ! 多分、コレだと思います!」


 おそらく、彼女は自身のスマホを使って。

 この赤ちゃんワニに関する情報を、軽く調べてくれていたのだろう。


 そんな彼女は、ようやく目ぼしいサイトを発見できたのか。

 そのまま自身のスマホを、隣にいたメイドのアメリアへ手渡した。


 すると、アメリアは口頭にて。

 その画面に記載されている説明文の一部を抜粋。


「……ふむふむ、ワニ目クロコダイル科クロコダイル属──【Crocodylus niloticus〈ナイルワニ〉】ですか」


 【ナイルワニ】……。

 どうやら、それがこの赤ちゃんワニの正体であるらしい。


 アメリアは、スマホの画面と赤ちゃんワニの双方を交互に照らし合わせると。

 次第にその場で、小さな嘆息を吐き出したようだ。


「……なるほど。道理で鳥類に素養のある私が繰り返し検卵してみても、皆目見当がつかなかった訳ですわね」


 そして、そんな背後にいる彼女達の会話を静かに聞いていた僕は……。

 改めて、目の前にいる赤ちゃんワニへ鋭い視線を向け直しつつ、ドスの効いた声で恫喝を開始。


「……おいテメェ、初対面でウチの主の鼻に【デスロール】を決め込むとは良い度胸だな?」


 ……確かに、側から見れば。

 少し大人気ない光景に映っているかもしれない。


 しかし、僕は許すことが出来なかったのだ。


 出会い頭にカノン様へ無礼を働いた……。

 この不届者の腐れワニ畜生を。


「……安心しろ、その肉を喰らった後も余す所なく再利用してやる。お前の未来は子供用ポーチ一択だ」


 やはり、【飼育】等という軟弱な選択など。

 最初から存在しなかった。


 すると、そんな僕の言葉に。


 意外にも。

 目の前の赤ちゃんワニが反応──



〈──……グゥ!〉



 なんと、デスクの赤ちゃんワニは。

 その場でフルフルと自らの頭を横に振り……。


 ハッキリとコチラに拒否を示してきたのである。


「ひぇぇぇっ!? ぽーちはヤダっていってるぅぅぅ……!」

 

 ……無論。

 それを見ていた腕の中のカノン様は。

 更に怯えを加速。


「あぁ? ポーチが嫌なら財布希望か? ……ウチに財布が必要ねぇこと知ってからモノ言えやオラァ!!」


 結果、堪忍袋の尾が切れた僕は。

 遂に生まれたてのワニ相手に対し、本気すぎる怒りをぶつけてしまう形となるのであった。


 そんな僕達の様子を遠目から観察していたのか。

 背後にいた華殿が、気まずそうに苦笑い。


「あはは……、どうしましょうか?」


 その言葉の意。

 おそらく、ワニの処遇について尋ねているのだろう。


 彼女がそう口にすると、隣のアメリアは顎に手を添えつつ……。

 その場で静かに考えを寄せ始める。


「そうですわねぇ。ワニはワニでもカイマン種という比較的に小さな種ならば、ペットとして手なづけている方も世に多いと聞くのですが……──」


 すると、それを聞いた華殿も。

 「あ〜……」と、小さく納得の声。


「──流石に、あの【ナイルワニ】ですもんね。……そういえば、前にテレビのドキュメント番組で見かけた時、テロップに『川に棲む殺戮マシーン』とか書かれてたような……」


 その通り。

 相手はあの【ナイルワニ】だ。


 凶暴かつ獰猛。


 気性が荒いどころか。

 殺戮マシーンと人々から揶揄されているほど。

 大きな危険性を孕む恐ろしい動物なのである。


 当たり前だが、とどのつまり。

 飼育にはまるで適さないタイプの生き物だという訳だ。


 ……つーか。

 なんで寄りにもよって【ナイルワニ】……?


 初ペットが【ナイルワニ】なんざ。

 難易度高いとかいうレベルじゃねーよ。


 アマゾネスでも手に負えねぇわ……。


 僕は自身の腕の中でプルプルと震えている──『両手を上げし降伏のカノン様』に視線を落としながら……。

 背後にいる彼女達の会話に声だけを乱入させた。


「……まぁ、然るべきところに連絡して引き取ってもらうしかあるまい。今は産まれたての赤ん坊だからそこまで大きな害は無いだろうが、こんな危険なヤツをいつまでも屋敷に置いとけるか」


 保健所送り。


 やはりそれが。

 極々普通の一般的な解決策となるだろう。


 ……そう考えての発言であったのだが──



〈……グゥ!〉



 ──またもや、目の前の赤ちゃんワニが。

 甲高い鳴き声と共に、フルフルと首を左右に振って堂々の拒否。


「ひぇぇぇ〜!? ひきとられたくないっていってるぅぅぅ……!」


 そして、再び。

 カノン様を怯えさせた罪により……。


 第二回戦が開幕。


「どこまでも我が儘なワニだなテメェは!?」

 

 僕はデスクに身を預ける赤ちゃんワニに対し。

 本気すぎるメンチを効かせながら、「ギャーギャー」と大きな言葉を浴びせるのであった。


 そんな中……。


 冷や汗混じりの華殿が。

 この様な疑問の声をポツリと呟き出す。


「そもそも、どうしてワニの卵なんかがお屋敷の敷地内に落ちてたんですかね?」


 至極真っ当な疑問である。


 そもそも何故、ワニの卵などが。

 当屋敷の敷地内に紛れ込んでいたのだろうか?


 すると、その疑問を受け取ったアメリアが……。

 その場ですぐに返答。

 

「やはり、何者かの手によって奇跡的に運ばれてきた可能性が高いとは思われますが……、現時点で真実に辿り着く手段は、ほぼ皆無と言っても良いでしょうね」


 そう、実は僕とアメリア。

 その真相を探るべく……。


 カノン様が卵を拾われたあの日から。

 屋敷内部や屋敷周辺である敷地外も対象に。

 探索範囲を広げて、辺りを隈なく調査し続けていたのだ。


 ……しかし、残念ながら。

 コレといった目ぼしい痕跡を発見する事も無く。


 現時点で一番濃厚な説である──『野鳥が何処かの巣や民家から盗んできた卵を、たまたまこの屋敷の敷地内に落としてしまった可能性』を推すことしか出来ない現状となってしまっていたのである。


 加えて、逆にそこまで可能性を広げられてしまえば、そこから先の予想は妄想に近い世界。


 そんな不毛な時間に費やすくらいならば……。

 今は卵から孵ってしまった『この赤ちゃんワニのこれからについて』議論を重ねた方が、よっぽど有意義となるだろう。


 そして、最終的に。

 その様な考えへと至ったアメリアは……。


「まぁ、結局のところ。……全ては紛失物を拾われたカノン様次第という訳ですわ」


 そう呟きながら。

 カノン様を抱いている僕の隣に移動し、そっと肩を並べてくるのであった。


 ……確かに。

 彼女の言う通りである。

 

 飼育だろうと。

 食育だろうと。

 保健所行きだろうと……。


 この卵は、もともと。

 カノン様が拾ってきたモノ。


 故に、全ての決定権は。

 彼女にあると言っても過言ではない。


 アメリアの呟き声を聞いていた僕は。

 早速、腕の中にいるカノン様に判断を委ねてみることに。


「……如何なさいますか、カノン様?」


 しかし、腕の中にいた我が主は。

 グゥグゥと鳴いているデスクの赤ちゃんワニを見て、ズーンと沈み込んでいる模様。


 自身の期待していた動物とは程遠いその姿に。

 無言の落胆を示すばかりである……。


 ……まぁ、あれだけ小鳥が出てくると期待なされていた所に、この仕打ちだ。

 落ち込むのは無理もない。


 この様子だと。

 結果は聞くまでも無いだろう。


 すると、その直後。

 僕の隣にいたアメリアが……。


 ニコッと優しい笑顔を浮かべながら。

 カノン様の顔を覗き込む。



『──頑張って育ててみませんか?』


 

 唐突なるアメリアの言葉。


 その言葉に対し。

 酷く驚いている様子のカノン様。


「へっ……!?」

 

 ……当然の反応である。

 

 一体、この世のどこを探せば。

 殺戮マシーンを従えし幼女など存在していると言うのだろうか?


「……お前、正気か?」


 僕は怪しいモノを見るかの様な視線と共に、アメリアへ言葉を返すが……。

 彼女は僕に構わず、そのまま言葉を続けてきた。


「確かにいざ蓋を開けてみれば、中身はカノン様が期待しているような動物では無かったかもしれませんわ。……ですが、卵だった頃から何一つ変わってない部分もあります」


 そして、アメリアはそんなナゾナゾの様な言葉と共に。

 デスクにいた赤ちゃんワニを自らの片手に乗せると、その赤ちゃんワニの頭を指の腹でそっと撫で始める。


「そうです。卵だった時も孵化した後も……、この子には親がついておりません。誰かが面倒を見なければ、この先もずっと一人で生きていく事になってしまうのです」


 すると、そんな言葉を受け取ったカノン様は。

 アメリアの手のひらで気持ちよさそうに目を閉じている赤ちゃんワニを、ジーッと観察……。


 その後、僕の方を振り返って。

 不思議そうに首を傾げてこられた。


「……ワニさん、ひとりなの?」


 主が口になされた、この質問……。


 おそらく、この質問の返答によって。


 この後に続く彼女の行動を。

 大きく左右させてしまう事となるだろう。


 僕はその質問に対し。

 少し困惑の表情を見せてしまう。


「……」


 ……ワニをカノン様に飼育させる、か。


 確かに【超級使用人】である僕達が側についてサポートに回れば、ワニの一匹や二匹を飼育させる事は容易いかもしれない。


 だが、そうだとしても。

 コチラ側には全くと言って良い程にメリットがないのも事実だ。

 わざわざ、身内に危険要素を置いておく必要などどこにもないという訳である。


 なので、出来れば僕は反対を推したいところではあるのだが……。


 ……しかし、同時に。

 アメリアの懸念内容だって理解できなくもない。

 

 そう、彼女がこの場で一人。

 頑なに飼育を推奨しているのには、大きな理由があった。


 例えば、ワニの飼育権を放棄したカノン様が年齢を重ね、いつか保健所送りの意味を知ってしまう日が訪れた時……。


 心優しい彼女なら、十中八九。

 その事に少なからずの後悔を抱いてしまうだろう。


 ……だが、その頃には既に祭りの後。

 卓越された我々の力とて、どうしようもない案件となってしまう可能性が非常に高いのである。


 察するに、アメリアは早い話。


 そうなってしまうくらいならば……。

 いっそ、手元でワニを保護してしまおうと考えているという訳なのだ。


 故に。

 道は二つに一つ。

 

 加えて、僕の返答はそのまま。

 数秒後の彼女の選択にもなってしまう。


 真なる肯定は【飼育】への道。

 嘘なる否定は【保健所】への道。


 どちらが、正しい選択なんだ?

 

 ……。


 いや、ダメだ。

 冷静に考えろ。


 ただでさえ。

 彼女の道には敵が多すぎる。

 

 彼女を神童にする計画も本格化すれば。

 各方面から注目を集めてしまうのは、既に目に見えているんだ……。


 そうなれば、ワニなどにかまけている暇など無くなってしまう事は言うまでもない。


 否定しろ。


 否定するんだ。

 ルーヴェイン。


 嘘は、お前の得意分野だろう。


 そして、遂に決心を固めた僕は。


 カノン様が向けてくる顔に。

 逸らしていた視線を向け直す。


「カノン様……、残念ながら……」

 

 しかし、目の前にあったのは──



『……ワニさん、カノンとおなじ?』



 ──この世のモノとは思えないほどの。


 純粋無垢を秘めし真っ直ぐな瞳。


「……ぐっ!?」


 そんな彼女の瞳に。 

 固めたハズの決意が、すっかり散らされてしまったのか。

 僕は暫く無言の葛藤。


 そして、次第に──



「……同じですね」



 ──僕は諦めた様に。

 カノン様へ、小さな頷きを見せるのであった。


 すると、彼女は「むぅ……」と少し悩んだ挙句。

 僕の腕から床へと降りて、アメリアの手の平にいた赤ちゃんワニと向き合い始める。


「ちょっとこわいけど……! カノン、このワニさんそだてるっ!」


 どうやら、勇気を出した彼女は。

 ワニを【飼育】する道を選んだらしい。


 立派である。


 両親のいない自身の生い立ちと重ね。

 苦手な動物にも、慈愛を注ぐその姿。


 立派すぎる。

 

 すると、そんなやりとりを近くで見ていた華殿が、雰囲気で会話の流れを何となく読み取ったのか……。


 眼を潤ませながら、カノン様にパチパチと大きな拍手を送ってきた。


「うぇぇ、なんだか凄く感動しちゃいましたよ〜! カノンちゃん、偉いっ!!」


 ……はぁ。

 いよいよ、とんでもないことになってきたな。


 これからは、危なっかしいカノン様の動向だけでなく……。

 いつ寝首を掻いてくるか分からないペットの様子にまで眼を向けなくてはならないのか。


「『トラブルは続く』と良く聞くが、一体どこまで続いてくれることやら……」


 これでより一層。

 油断している暇はなくなったという訳だ。


 腕を組みつつ、本当にこれで良かったのかと。

 静かにその場で悩み続けている僕。


 そんな僕の様子に気がついたのか。


 近くのアメリアが僕の耳元で。

 ボソッとこんな事を呟いてくる──



『……そんなに悩まなくとも、貴方がミスをした際は、この私がフォローして差し上げますから』


「はぁ……?」


 非常に挑発的である。

 彼女の生意気な笑み。


 そして、それを見た瞬間。

 僕は、何故か……。


 本日の早朝。

 彼女を抱えて食堂へ案内する際に交わした『何気ない会話』の一幕を不意に思い出してしまった。


 ……あれは確か。

 エイリアンの親玉を撃破した後の話だ──



〈ねぇねぇ! るーびんはね、もう【きょうてき】でてきたの?〉



〈いえいえ、僕だってまだまだ若いですから、これからですよ。……今の所は雑魚ばかりとしか出会っておりません〉



 ──……何故、このタイミングで。

 そんな他愛の無い出来事を思い出してしまったのだろうか?


 ……。


 ……まさか。


 僕は隣から覗き込んでくるアメリアの生意気な笑顔を、無言でジッと見つめ返す。


「な、なんですの……?」


 しかし、スグに。

 その顔を横に振ってみせた。


「……いや、百歩譲って中ボス程度だな」


「はい? 中ボス?」


 キョトンとした表情を見せてくるアメリア。

 そして、そんな彼女を僕は鼻で笑って一蹴しつつ、話題の修正を。


「何でもない。……それより、本当に大丈夫なんだろうな? もし何かあった場合は、要らぬ事を吹き込んだお前に全ての責任を取らせるぞ」


「まぁ、今は私達のどちらかが必ず彼女のそばに居る状況ですし、特に問題はないでしょう。……それに調教次第では、カノン様の心強い護衛になってくれるかも知れませんわよ?」


 すると、そんな会話を繰り広げる僕達の目先で。

 華殿がポンと手を鳴らしている姿が目に入る。


「あっ、そうだ! カノンちゃん、記念に写真とってあげるねっ!」


 どうやら、彼女はスマホを使って。

 我が主と赤ちゃんワニのツーショットを写真に収めようとしているらしい。


 何やら、彼女はスマホを縦に構えつつ。

 デスクの赤ちゃんワニとカノン様をまとめてカメラレンズに捉えている様子である。


 彼女達の微笑ましいやりとりを見て。

 背後にいた僕達も、つい表情を緩ませてしまう。


 しかし、その時。

 事件が発生……──



「えへへ、……おいでー! ママだよー!」

 


 ──なんと。

 カノン様の近くにいたデスクの赤ちゃんワニが。


 目の前に近づけられた、主の小さな鼻に向かって……。

 勢いよく、口を開けて飛びついたのだ。



〈……グゥ!〉


 宙ぶらりん状態で。

 ガジガジと一生懸命に顎を動かす赤ちゃんワニ。



「ひぇぇぇぇ……!! カノン、ママだよ〜……! ママなんだよ〜……!」


 そのペットの噛みつき攻撃から。

 必死に逃れようとする涙目のカノン様。



「あ、ちょっ……、まだ感動してた最中だったのにっ!? カノンちゃん、大丈夫!?」


 スマホを持ちながら。

 あたふたと慌てふためく華殿。



「ほ、本当に大丈夫なんだろうな……?」


 遠目からその光景を眺めていた僕は。

 今一度、冷や汗混じりに隣のアメリアへ確認を取ってみたのだが……。



「……だ、大丈夫ですわよ。……多分」

 

 どうやら、彼女もまた。

 僕と全く同じ表情を浮かべていたようだ。



 ──こうして。


 無事、カノン様の元にも【使役獣】……。

 もとい、ペットのナイルワニがやってきた。


 ……明日に主人がペットを喰らうのか。

 それとも、明後日にペットが主人を喰らうのか。


 成長を怠った者が敗者となる……。


 【食育】チキンレースの始まりである。



           *

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