第3話 オーパーツ

「はじめ! また殺してしまったのか!」


 二十年前、この世界には、オーパーツと呼ばれる石が発見された。

 その当時は、ただの綺麗な宝石としか思われていなかったが、それから三年後、人類は、とんでもない現象に出くわすのだ。

 それが二〇二四事件である。


「高橋署長。所詮奴らは害虫です。一匹や二匹殺したところで何が悪いんです?」

「あーあ! もういい! 何でこんな奴が! 特別取締役オーパーツ捜査官に選ばれたんだ! いくら凶悪犯の射殺が許されてるからって! これじゃあ、どっちが凶悪犯か分からん!」

「仕方ないですよ。はじめさんは、オーパーツ特別試験、トクシに一発で合格したエリートですからね」

「白馬は黙ってろ!」

「はい……」


 ちなみに白馬はまさにイケメンで、名前も紛らわしいが、女である。

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