第12話 相談 その2

「エ、エオストレ、続けてもよろしいですか?」何となくぎこちなさは残っているが、ヒルデガルトは白銀の古龍への聞き取りを続けた。

「古龍は人間やその他の生物の姿を取って、こちらの世界で暮らすことがあるのですか?」

「短時間ならそういう姿になることもあるけど、やっぱり小さな姿は窮屈だからずっと人間とか蜥蜴みたいなので居続けることはないと思う。寝る時なんか向こうの世界に帰って伸び伸び寝たいし。」

「私は龍の世界がどのような所かは存じ上げないのですが、そちらの世界のどこかでアデルハイトが眠りについていることはありませんの?」

「うーん、それも考えたんだけど、向こうの世界の中にあれば、『探知』の魔法に大きく反応するはずなのに、それが無くて。」残念そうにエオストレは首を横に振る。


「古龍ほどの力があれば、こちらの世界でも『探知』の魔法で探すことはできないのでしょうか?」

「私自身がまだ継承の儀式を済ませていなくて、力を発揮できないこともあるんだけれど、向こうの世界には古龍と寿命を永らえた一部の亜龍くらいしかいないから、大きな魔力を帯びた存在は探知しやすいのよ。それでも引っ掛かってこないから、こちらの世界にあるはずなの。」


「こちらの世界には古龍ほどの力のある存在はないので、すぐに探せそうですけれど。」

「それが違うの。こちらの世界はたとえば何人もの人間が力を合わせて強力な結界を張っていたり、海や火山のように特定の精霊の力が強い場所があったりして、『探知』の魔法が届く距離がそれほど遠くないの。」

古龍ほどの力の持ち主であればどちらの世界だろうと魔法を自由に使えそうな気がするのだが、どうもそうではないらしい。


「魔法のことには詳しくありませんが、そういう物なのですね。」魔術について本格的な勉強したことがなく、簡単な生活魔法の手ほどきを受けただけのヒルデガルトにはなかなかピンと来ない。


「ヒルデガルト、あなた、魔術の勉強はあまりしていないの?すごく素質はあるのにもったいない。」すこし呆れ気味にエオストレは言った。一滴の血にあれだけの力を秘めているのだ。きちんと訓練すれば、かなりの魔術の使い手になれるだろうに。


「素質、ですか?あまり考えたことがなかったですわ。生活魔法以外は使う機会もなさそうですし。」

「これから私と一緒にアデルハイトの肉体を探しに行くのだから、少し勉強した方が安心かもしれないわ。そうね、私が教えるから身体の中の魔力の操作だけでも練習しましょう。」

「魔力の操作?」ヒルデガルトはまだピンと来ないようだ。


「そうよ。人間や龍の身体を器のような物で、魔力がその中に入っている水だと想像して。」

「器と水、ですか?」

「そう。器と水。器を傾けたら水はどうなる?」

「傾けた方に片寄りますわね。」

「そうね。傾けた方に寄って、水深が深くなるでしょ?」

「はい・・・」

「それで、さらに器を傾けたら?」

「水がこぼれますわ。」

「簡単に言えば、そのこぼれた水が魔法よ。」

「こぼれた水が魔法?」不思議そうにヒルデガルトは繰り返す。


「身体という器の中にある魔力という水を器の外に出して、外の世界に影響を与えるの。水がこぼれたら器の外にある物が濡れるでしょ?」

「確かにそうですわね。」

「で、魔力の操作というのは、身体のどこに魔力を動かすか。つまり、器を右に傾けて、器の右側の水深を深くして、右側から水をこぼすか。あるいは左側に傾けて、左から水をこぼすか。」エオストレはさらに続ける。

「場合によっては、器の外から水を入れて、そもそもの水の深さを深くすることもあるわ。ヒルデガルト、あなたの髪から白銀の光の粒がこぼれ落ちると言っていたけれど、それは私から流れ込む魔力があなたの器に入りきらなくて、外に溢れ出したものよ。」


 エオストレの説明が何となく腑に落ちてきたヒルデガルトが質問した。

「自らの内に在る魔力と外から入ってくる魔力に違いはあるのでしょうか?」

「相性が良い魔力や相手のための魔力であれば、自らの力になったり、身体や心への悪い作用や影響を取り除くことができるわ。逆に相性が悪かったり、悪意を持って送り込まれた魔力は悪影響を及ぼすの。その最たるものは呪いね。」

「呪い・・・」


「ヒルデガルトは、簡単な魔法は使えるんでしょ?」

「ええ。明かりを灯したり、蝋燭に火を点けるくらいならできますわ。」

「それだけ?」持っている素質と使える魔法があまりにも不釣り合いなことに、もしかしたら父親のアルテンシュタット辺境伯はわざとヒルデガルトに魔法を使わせないようにしているのではないかとエオストレは訝しんだ。


「まあ、良いわ。ヒルデガルトは『点灯』の魔法を使う時はどうやるの?」

「指先に意識を集中して、光の球を想像しますわ。」

「やってみせてくれる?」

「ええ。」エオストレに促され、ヒルデガルトは己の右手の人差し指に意識を集中した。


「点灯!」ヒルデガルトがそう声に出すと、指先から金色がかった白い光の球が浮かび上がり、周りを照らし出した。


「これでよろしいでしょうか?」

「そうね。次は左手から出せる?」

「左手からですか?今まで右手でしか魔法を使ったことがありませんでしたので、うまくできますかどうか・・・」ヒルデガルトはエオストレの指示に従い、左手の人差し指から光の球を出そうとしたが、指先がわずかに光っただけだった。


「ふうん。本当に必要最小限のことしか教わっていないのね。」何となく納得した雰囲気でエオストレは頷いた。


「見ていて、ヒルデガルト。」そう言ってエオストレは軽く意識を集中した。

 まずは鼻先、次に右の角の先、左の角の先、右の前足、左の前足と次々とエオストレの身体から白銀に輝く光の球が浮かび上がった。


「器を傾けて、水を動かすように、身体の中に在る魔力を自分の望むところに流し込むの。」最後に尻尾の先から出した光の球をヒルデガルトの方に押しやりながら、エオストレは説明した。

「今すぐできないのは、当たり前だから、これから練習していくと良いわ。きっと上手くできるようになるわよ。」

「エオストレ・・・少しでもあなたのお役に立てるように頑張りますわ。」ヒルデガルトは漂いながら自分の前に流れてきた光の球を受け取った。


**********


「さて。」魔法について一通り説明した白銀の古龍エオストレはヒルデガルトに向き直った。

「向こうの世界に私の前身、アデルハイトの肉体は十中八九、存在しない。」確認するようにエオストレが続ける。

「こちらの世界では、残念ながら今の私の力では独りでアデルハイトの肉体を探すことは叶わないわ。だからこそ人間であるヒルデガルトの力を借りたいの。」そう言ってエオストレはヒルデガルトの膝に頭を乗せた。

「はい。私の力の及ぶ限り、お手伝いいたしますわ。でも、どうやって探せば良いのか・・・」


「そうねぇ。王宮内の情報、軍事機密、貴族たちの噂、魔導師の研究機関の研究内容、冒険者への依頼、武具・防具ギルドの情報。急に羽振りの良くなった貴族や商人、冒険者あたりがいれば、そこから繋がるかもしれないし。まずはそういう人間の間で話される情報を集めることかしらね。」エオストレはさらりと言うが、まだお披露目前の貴族の娘にはなかなかハードルが高いものが多い。


「私にできそうなのは、まずは城下に出て冒険者ギルドやそのほかの商人や職人のギルドを訪ねることくらいですわね。」

「ヒルデガルトはまだ社交界のお披露目とやらは済ませていないの?」エオストレは永年蓄えてきた知識と記憶の中にある人間の貴族たちの習慣について質問した。

「私はまだ社交界のお披露目はしておりませんの。そろそろそういう年頃だとは思うのですけれど。」少し恥ずかしそうにヒルデガルトは答えた。貴族の子女として、やはり社交界へのお披露目は憧れであり、自身なお披露目でどのようなドレスを着るのかや誰に介添えしてもらうのかなど色々と想いを馳せてしまう。


「お披露目を済ませていれば、貴族の集まりで噂話も聞けたかもしれないのに、少し残念ね。」ヒルデガルトの答えに少し落胆しつつ、エオストレは続けた。

「王宮内や貴族の噂や情報はアルテンシュタット辺境伯、ヒルデガルトのお父さんから聞けそう?」

「それは・・・お父様がお戻りになられたら伺ってみようとは思いますけれど、お父様はあまり家族の前では王宮でのお話はなさらないので。そのときはごめんなさい。」


「お父様以外には、やはり冒険者や商人、職人のギルドでお話を伺うことになるのだと思いますけれど、私、これまで、そうした所を訪れたことが無くて、どういうことを聞けば良いのでしょうか。」自信無さげにヒルデガルトは質問した。


「たとえば、さっきも言ったように、急に羽振りの良くなった人がいないかとか、龍鱗を探してほしいという依頼が増えていないかとか、あるいは龍鱗を使った武器や防具が売り出されていないか。そういった話を聞くことから始めれば良いんじゃないかしら?」

「なるほど、そういうものなのですね!」ヒルデガルトの顔がパッと明るくなる。彼女の友人であるミュールハイム侯爵令嬢エレオノーラがヒルデガルトのことを「根っからの箱入り娘」と評したが、それは大切に育てられたということと同時に世間知らずということでもあるだろう。


質問すれば誰でも答えてくれる屋敷の中の環境とは違って、嘘の情報を教えられたり、対価を求められることもあるだろうに、ヒルデガルトはそこまで考えが至っていないようだ。


「今日はもう外に出るには遅いから、明日の朝からさっそくお調べいたしますわ。」ヒルデガルトはもう白銀の古龍の肉体を見つけたかのようにニコニコとエオストレに微笑みかけた。


**********


屋敷の外で馬の嘶く声がした。ヒルデガルトの父、アルテンシュタット辺境伯ヨーゼフが帰宅したようだ。


しばらくすると、ヒルデガルトの部屋の扉を叩く音が響いた。


「ヒルデガルト、先に城から下がったとのことだが、体調はどうだ?もう気分は良くなったのか?」心配そうな父ヨーゼフの声にヒルデガルトは扉を開けた。


「お父様、おかえりなさいませ。お伝えもせずに先にお城から下がってしまって、ごめんなさい。書庫で気分が悪くなってしまって、ミュールハイム侯爵家のエレオノーラ様に送っていただきました。少し休みましたら気分も良くなりましたわ。」

「そうか。それは良かった。侯爵家には後ほど使者を送って礼を述べておこう。」ヨーゼフは勇名をもって鳴る軍事貴族とは思えないような優しい眼差しで娘を見た。

「急に根を詰めて、書庫で調べ物をしていたから、疲れが出たのかもしれないな。何を調べていたんだい?何なら代わりにオットーに調べてもらおうか?」ヨーゼフは愛娘に優しく尋ねた。

「いえ、忙しいオットーの手を煩わせる訳には参りませんわ。」

「そうか?では、ヴァルトブルク子爵にご助力くださるようお願いしておこうか?」

「お心遣い、本当にありがとうございます、お父様。」父の優しい言葉と心遣いにお礼を述べながら、ヒルデガルトは先ほど白銀のエオストレと話していたことを父に尋ねた。


「お父様。実は今、白銀の古龍について調べておりますの。」

「白銀の古龍?伝説のアデルハイトのことを調べているのか。」


娘の口から思わぬ単語が出てきたのを聞いて、ヨーゼフは使用人たちを下がらせ、ヒルデガルトの私室に入ると後ろ手に扉を閉めた。


ヒルデガルトはあっという表情で後ろを振り返ったが、そこに白銀の古龍の姿はない。文字通り、ヒルデガルトの影に隠れたのだろう。


そんな愛娘の様子に、部屋の中に鋭い視線を向けながらも、ヨーゼフは優しく尋ねる。


「なぜヒルデガルトは白銀の古龍のことを調べる気になったんだい?」

「実は聖フリューゲルの日に白銀のアデルハイトが夢に出てきましたの。」

「ふむ。白銀のアデルハイトが。」ヨーゼフは呟くように繰り返した。

「それで、夢の中で白銀のアデルハイトが自らの身体の一部、龍鱗や角や牙などが取引されていたら、取り戻してほしいと告げられたのです。」


(あら。ヒルデガルト、少しは知恵が回りそうね。)上手く言い訳をしたヒルデガルトの言葉にエオストレは少し感心した。


「白銀の古龍が私のような非力な娘の夢枕にお立ちになって、このようなことをお告げになるとは、よくよくのことかと思いまして、それで調べておりました。」

「白銀のアデルハイトが・・・」考えを巡らすようにヨーゼフは繰り返す。


「白銀の古龍の爪を刃とした槍と幾枚もの龍鱗を貼り合わせた盾が王家の秘宝として伝わっていることは、ヒルデガルト、お前も知っているだろう?」

「はい。存じ上げておりますわ。」

「取引、というからにはその秘宝ではなく、別にそうした貴重な品が出回っているということか・・・」


古龍の身体の一部、龍鱗の一枚であっても各国の王や元首が門外不出の秘宝として厳重に管理しており、冒険者などが闇市場に流した場合には龍鱗一枚で小さな家が建つほどの高値で取引されているという。


「ヒルデガルト、私以外の誰かにその話をしたか?」ヨーゼフは、顔は微笑みながらも目には鋭い眼光を宿らせながら確認した。

「いいえ、夢の話は誰にも。ただ、書庫長様や司書のシャウマン様は私が古龍について調べていることはご存じです。」

「そうか。では、お前が見た夢のことは、私とお前だけの秘密にしよう。決して誰にも言ってはいけないよ。」ヨーゼフは優しく、しかし釘を刺すようにヒルデガルトに念を押す。

「お父様がそうおっしゃるのでしたら、夢のことは誰にも話さないようにいたしますわ。」父の言葉に気圧されるようにヒルデガルトは返事をした。


(なかなかの覇気と力に満ちた人物ね。)白銀の古龍エオストレはヒルデガルトの影から首だけをもたげながら、ヨーゼフが出ていった扉に視線を向けた。


**********


「それにしてもアデルハイトの爪の槍と鱗の盾がシュタイン王家に伝わっているとはね。アデルハイト自身がシュタイン王家に繋がる人物にそうした物を渡した記憶は無いんだけど。」アデルハイトの生まれ変わりであるエオストレが呟いた。


「それは、先ほどエオストレがおっしゃっていた、一度だけ人間を手助けした時のことでしょうか?」エオストレの呟きを耳にしたヒルデガルトが質問した。

「そうよ。さっきも言ったように、古龍はその強大な力の故に基本的に人間を含め、こちらの世界の者たちには干渉しないの。それは大きな魔力を秘めた身体の一部を分け与えることも含まれるわ。アデルハイトは武具や防具にできる爪や鱗を与えたのだから、人間にとってそれに見合うだけの脅威が存在したということ。そして、そんな脅威はシュタイン王国の歴史の中には無かったわ。」

「その脅威というのは、もしかして、聖フリューゲルたち七聖人が魔王を封じた時のことでしょうか?」ヒルデガルトがおずおずと尋ねると、エオストレは翼を羽ばたかせ、白銀の光の粒を撒き散らしながら、「ご名答!」と少し冗談めかして肯定した。

「まあ、私もヒルデガルト、あなたと血の契約を結ぶ形でしっかり干渉してしまったから、不干渉なんて偉そうなとしたことは言えないんだけどね。」


「何にせよ、今のところ王宮内ではアデルハイトのことは噂にもなっていない様子だったわね。上手く聞いてくれて助かったわ。」エオストレはそう礼を述べながら、右の前足をヒルデガルトの左手の上に重ねた。


古龍の掌はするりと滑らかでひんやりと心地好いと思いながら、ヒルデガルトは右手をその前足の上に重ねた。こちらは滑らかだが硬質な手触りで、ほんのりと温かい。


「大切なエオストレのためですもの、頑張ってアデルハイトの行方を探しますわ。」ヒルデガルトはそう言って重ねた手に力を込めた。


「一つお聞きしたいのですけれど。」ためらいがちにヒルデガルトが切り出した。

「先ほど、古龍は基本的にこちらの世界に干渉しないとおっしゃいましたが、エオストレは私と契約を結んだことで他の古龍から怒られたりはしないのですか?」

「心配してくれてありがと。でも大丈夫よ。自ら謙抑的に振る舞うというだけで、何か罰があるわけではないから。」

「でも、龍鱗一枚を与えることさえ厳しく律されているのに、私はエオストレの血を頂いてしまって・・・」


「うーん。あれは不可抗力というやつね。生まれ変わったばかりで寝惚けていて、目の前に差し出されたあなたの指に反射的に噛みついてしまったから。あのままだとあなたの身に悪い影響が出かねなかったから。まあ、出会い頭の事故のようなものよ!」エオストレは少し目を逸らして軽い口調で応えた。


「エオストレ、あなたの血を頂いたことで、あなたから私に魔力が流れ込んで、私の中に収まりきらなかった魔力が髪から光の粒になってこぼれ落ちていますわよね。」

「ええ、そうね。私が羽ばたいて、光の粒が舞うのとお揃いね。でも、私から一方的にあなたに流れ込むのではなくて、私がヒルデガルトの、あなたの魔力を使うこともできるのよ。」

「そんなことが・・・。そうした魔力のやり取り以外にも何かあるのでしょうか?」

「それ以外だと、声に出さなくても念を飛ばすことで会話ができるとか、ヒルデガルトの影が射す所に自由に出没できるとか。あとは、そうそう、あなた自身の肉体的な回復力も上がっているわ。」

「回復力・・・」その言葉にヒルデガルトは、エオストレと出会った日に、ひどく挫いた足が知らぬ間に治っていたのを思い出した。


「あとはあなたが私とどれくらい魂を通わせられるか、あなたに能力があるかにもよるけれど、私が使える力の一部、たとえば魔法を使えるかもしれないわ。」そういってエオストレは尻尾の先から光の球を出して、ヒルデガルトの方に押しやった。

「だから、さっき教えたように、身体の中での魔力の流れを操る練習をしっかりやってね。」

「が、頑張りますわ。少しでもエオストレのお役に立てますように。」光の球を受け止めながら、ヒルデガルトは頷いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る