第9話 調べ物 その2

「お父様、明日も王宮の書庫に伺ってもよろしいですか?」王宮からの帰りの馬車の中でヒルデガルトはヨーゼフにおずおずと尋ねた。


「今日はお目当ての書物は見つからなかったか?よし、では、明日も一緒に王宮に上がろう。」精強な騎士団を率いる辺境伯として貴族社会で一目も二目も置かれるヨーゼフも愛娘の前ではただの甘い父親だ。


「探し物が見付からないようなら、書庫長のミヒャエル殿にどのような書物を探しているか相談するがいい。彼は書庫の主で、生き字引と呼ばれるくらい書物に精通しているから。」なかなか他人を誉めない父が手放しでヴァルトブルク子爵を誉めるのを聞いて、ヒルデガルトはヨーゼフの顔を見返した。


「お父様がそうおっしゃられるくらい、書庫長様は素晴らしい方なのでしょうね。明日は書庫長にもお頼りしながら探してみますわ。」

 「そうしなさい。彼には私もずいぶん助けてもらったから。」


 父と書庫長とがどんな関係だったかは分からないが、父が書庫長に大きな信頼を寄せていることが感じられ、ヒルデガルトは明日ヴァルトブルク子爵に古龍のことを色々と訊いてみようと思った。


**********


「おはようございます。書庫長様。今日も蔵書を拝見するため、お邪魔させていただきました。」

「感心、感心。自ら書物を読んで、知識を深めようとする姿勢は尊い。」

翌朝、ヨーゼフに連れられて、ヒルデガルトが王宮の書庫を再訪すると、白い顎髭をしごきながら書庫長ヴァルトブルク子爵は嬉しげに目を細めた。


「書庫長様、実は古龍がどのように生きているのか、どのような力を持っているのかを知りたいのですが、どの書物を拝見すればよろしいのでしょうか?」

「ふむ。昨日ご覧になった書物では物足りませんでしたかの。」そう言うと、ヴァルトブルク子爵は一瞬遠い目をして、すぐにヒルデガルトに向き直った。


「では、昨日の書棚の一番上の段の左側にある古い書物を読んでみるがよかろう。400年ほど前の魔導師が龍の生態について記録した書物だったと記憶しておる。古龍についての記述は少ないが、空想や伝説の焼き直しではない、きちんとした記録のはずじゃ。」

「ありがとうございます。早速探してみます。」ヒルデガルトが膝を折ってお礼を述べると、ヴァルトブルク子爵は司書を呼ぶための鈴を差し出しながら付け加えた。

「今言った書物は古い言葉で書かれておるので、アルテンシュタット嬢には少し難解かも知れぬが、そのときは司書に頼りなされ。皆、古い言葉や異国の言葉にも通じておるのでな。」

「ありがとうございます。もし、読むのが難しいときは司書の皆様にお助けいただきますわ。」ヒルデガルトは鈴を受け取り、書庫の奥へと歩いていった。


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「今日もいらしていたんですね!」鈴の音を聞いた司書のコンラートは『待ってました』とばかりに他の司書に先んじて、ヒルデガルトの元に駆けつけた。


「ごきげんよう、シャウマン様。今日もお邪魔させていただきました。書庫長様に、こちらの書棚の一番上の段に龍の生態について書かれた古い書物があると伺ったのですが、取っていただけますかしら?」

 にっこりと目尻の少し下がった穏やかな笑顔で挨拶し、書物を取ってくれるようお願いするヒルデガルトに、コンラートはお安い御用とばかりにシュタイン王国の古い言葉で書かれた書物を手に取った。


(あとは・・・これと、これも。)コンラートは隣国の言葉で書かれた書物と難解な異国の古語で書かれた書物も手に取った。


「これがたぶん書庫長がおっしゃっていた書物で、あとの3冊は異国の言葉で書かれた龍についての書物です。」コンラートは書物について説明しながらヒルデガルトに3冊の書物を手渡した。

「どの書物も時代や国が異なる書物なので、難しかったら声を掛けてください。分からない単語など教えてあげられると思うので。」

「ありがとうございます。シャウマン様もお忙しいでしょうから、できるだけ一人で頑張ってみますわ。どうしても分からない所が出てきましたら、そのときはお力をお貸しくださいませ。」心から『ありがたい』という笑顔を見せて、ヒルデガルトは書物を受け取った。


(僕の博識なところを見せられるかな?もっと話ができるといいな。最初から隣で訳しながら説明してあげた方が良いかな・・・いやいや、あまり押しつけがましいと、彼女には読めないと馬鹿にしていると思われるかもしれないし。)コンラート頭の中でぐるぐると考えを巡らしながらも、ヒルデガルトには笑顔を向けて一言、調べ物がんばってくださいね、とだけ言った。


**********


 ヒルデガルトは昨日と同じく窓際の閲覧机で書物に目を通しはじめた。最初は書庫長が薦めてくれた「龍とともに」と題された観察記録だ。古い言葉で書かれているとのことだったが、ヒルデガルトは特に詰まることもなく、そのまま読み進めることができた。


この書物を記した魔導師は魔術も得意だったようで、様々な探知魔法も駆使して、飛竜や水竜、地竜などの亜龍がどのような場所に棲み、どういった物を食べるかなどを詳細に記録していた。


 繁殖については、飛竜についてのみ繁殖期に高山の断崖絶壁に雌雄がつがいでいることが確認できた、との記述があるだけで、水竜や地竜については調査が及ばなかったようだ。確かに海中や地の底を調べるのは相当困難だろうとヒルデガルトは納得した。


ヒルデガルトがさらに読み進めるとようやく古龍についての記述が現れた。


(古龍・・・)聖フリューゲルの日の夢とも現実ともつかない不思議な体験を思い出し、ヒルデガルトは鼓動が少し速まるのを感じながら、ページをめくった。

(あの不思議な夢の中で白銀の古龍が言っていたことは本当なのかしら?)


『古龍は、一説には亜龍が千年近く生き延び、尋常ならざる魔力を得て変化すると言われているが、それは誤りである。古龍はそれ自体が一つ種族である。観察の結果、古龍の形態が亜龍のそれと全く異なることはもちろんのこと、幸いにして得られた龍鱗の大きさ、形、帯びている魔力の種類に至るまで全く異なるものであった。』

『古龍の寿命は少なくとも千年を超える。それよりも昔の遺跡においても同形態の古龍が描かれ、同じ名で呼ばれている。しかも幼生の形態は知られておらず、少なくとも千年の間は同じ姿を保ち続けている。』

『古龍は人語を解する。亜龍も人語を聞き取ることができるかもしれないが、古龍はさらに人語により会話することが可能である。幸いにして我も赤き古龍と会話する機会を得た。古龍の発する言葉は亜龍の威嚇の雄叫びとは異なり、我がその棲処に近づくことに対する明確な警告であった。』

『赤き古龍は、その口から炎の息吹を吐く。伝説ではその炎は鉄をも融かすとされているが、観察したところによれば、鉄を融かすほどではなく、青銅を融かすに留まる。』

『古龍の翼は、飛龍のように胴体よりも大きくはなく、長時間飛行することは困難だと言われているが、実際には翼ではなく飛翔の魔法を使って飛行する。飛竜ほど速く自在には飛べないが、十分に空を飛ぶ魔物と言ってよい。』

 この書物における古龍についての記述はおおむねこれくらいだった。


(昨日拝見した書物に比べてかなり詳しく書かれていましたけれど、やはり正確な寿命や生まれ変わりは儚く散る人の身には計り知れないのかもしれませんわね。) 自らの知りたい核心についての記述が無かったことに、ヒルデガルトは少し落胆した。


(異国では古龍はどのような存在とされているのかしら?)少しの期待と少しの不安を持って、司書のコンラートが薦めてくれた異国の書物を広げた。


『怒れる龍は災いをもたらす。怒りを呼び起こさぬため、怒りを鎮めるために贄を捧げるべし。』

『龍は贄を求める。下等なる亜龍は肉を、古龍は純潔なる魂を。』

いきなり強烈な言葉からその書物は始まった。

(生贄!あの美しい古龍が生贄を求めるなんて!)驚いたヒルデガルトは思わず書物の表紙を見直した。そこには「龍の眠りと鎮め」とあった。古代の異国では龍を恐れ敬い、人に害を為さないように鎮めることを考えていたのだろうか。


 ヒルデガルトが溜め息のような息を吐き出した時、クスクスという笑い声が聞こえてきた気がしたが、周りを見回しても昨日と同じく周りには誰もいない。

(夢と言い、空耳と言い、春の陽気で寝惚けているのかしら?)右手を軽く握ってコンコンと軽く頭を叩いて、ヒルデガルトは書物に向き直った。


『飛竜は牛馬を襲い、時に人を喰らう。水竜は怒りに任せて船を沈める。贄を捧げて竜の腹を満たし、贄を喰らう間に逃げるべし。』現在のシュタイン王国では見られない恐ろしい古代の風習に、ヒルデガルトは身震いした。

(戦う術を持たない古代の人々はただ恐れることしかできなかったのね。)


「ヒルダ。ヒルダも書庫にいらしてたのね。どういう風の吹き回しかしら?」赤と緑の宝石をあしらった金の髪飾りで豊かな金髪をまとめたエレオノーラが書物を抱えながら近づいてきた。

「ごきげんよう、エレオノーラ。エレオノーラはよく書庫にいらしているの?」相変わらず豪奢な友人を眩しそうに見上げながら、ヒルデガルトは尋ね返した。

「ええ、私はいつもこちらで勉強しているのよ。」屈託ない笑顔を向けながら、エレオノーラは抱えていた書物を見せてくれた。その表紙には「条約と交渉」と書かれている。

「まあ、ずいぶん難しそうな書物ですこと。エレオノーラはお父君のように行政官になるおつもりですのね?」

「そうよ。他国との交渉を行う外交官になりたいの。」異国に想いを馳せているのか、少し遠い目をしてエレオノーラは答えた。

「そういうヒルダこそ何を読んでいるのよ?」エレオノーラは書庫で初めて見かけた友人がどんな書物を読んでいるのか、興味深そうに覗き込んだ。


「ヒルダ、あなた古代スラヴァ語が読めるの?」エレオノーラは驚いてヒルデガルトの顔と書物を見比べた。

 スラヴァ王国は大陸の南東の端に位置し、シュタイン王国とは異なって、温暖というよりも暑いと形容した方が良いような亜熱帯の国である。言葉も風習もかなり異なっており、現代でも交易の際に通訳がいなければ意思の疎通がままならないと言われている。古代スラヴァ語は、8百年ほど前に滅びた3代前の古い王朝時代に使われていた言葉で、滅びた民族が使っていたこともあって現代スラヴァ語よりもはるかに難しい。


「えーっと。あまり意識はしていないのですけれど、何となく意味は掴めておりますわ。」

「何となくって、あなた・・・」エレオノーラは呆気にとられた顔でヒルデガルトを見つめた。


その時、ヒルデガルトの耳にまたクスクスという笑い声が聞こえてきた。


「・・・どうしたの、ヒルダ?」突然左右を見回したヒルデガルトを見て、少し心配そうにエレオノーラは尋ねた。

「今笑い声が聞こえませんでした?小さな声でクスクスという声が聞こえた気がしたのですけれど。」ヒルデガルトは、形の良い眉をハの字に下げて困ったな、という表情になった。

「私には聞こえなかったけれど。空耳じゃないかしら?」

「そうですか。実は昨日から何となく笑い声が聞こえるような気がして・・・」

「そう。聖フリューゲルの日にあんなことがあったから、少し疲れが出たんじゃないかしら。書庫で勉強するのはほどほどにして、ゆっくり休んだ方が良いのではなくって?」エレオノーラは心配げにヒルデガルトを見つめていた。


「お心遣いありがとうございます。でも、司書の方がせっかく選んでくださった書物ですので、これだけは拝見して帰りますわ。」心配げなエレオノーラに向かって、ヒルデガルトは微笑んでみせた。

「くれぐれも無理はしないのよ。私もしばらく書庫にいるから、気分が悪くなったりしたら、すぐに声を掛けるのよ。」エレオノーラはそう念を押しながらヒルデガルトの席が見通せる閲覧机に席を取った。


(あの子、本当に大丈夫かしら?祝祭でずいぶん怖い目に遭ったから参っているのかもしれないわね。)エレオノーラは自身の勉強そっちのけで、書物に目を落とすヒルデガルトに目を向けた。


 窓際の席に座るヒルデガルトの白金のきれいな髪が陽光を受けて輝いている。

(はぁ。女の私が見てもきれいだわ。溜め息が出そう。辺境伯がお披露目を渋っているという噂だけど、きっと舞踏会に出たら求婚者が殺到するわね。)

 ヒルデガルトの父ヨーゼフが聞けば、「とんでもない!」と即座に却下しそうな想像をしながら、エレオノーラはヒルデガルトを眺めていた。

 エレオノーラ自身は昨秋にお披露目を済ませ、その豪奢で華やかな容姿と侯爵令嬢という地位から、既に独身の貴族女性の中で確固たる地位を築きつつあった。

 他方、自身と同じく容姿、出自ともに申し分ないヒルデガルトが未だにお披露目を行わず、一緒に舞踏会やお茶会に出られないのが残念でならない。


(それにしてもヒルダが古代スラヴァ語を読めるなんて。私なんて現代スラヴァ語でさえ苦労しているのに。アルテンシュタットではスラヴァ王国との交易は行っていなかったはずだけれど。)

 ヒルデガルトが古代スラヴァ語の書物を辞書も無しに読んでいるのを見て、エレオノーラは嘆息した。外交官を目指しているとはいえ、何も大陸の全ての国の言葉に通じている必要は無いのだが、やはり基本的なところは押さえておきたい。それぞれの国の古典の知識も社交、外交の場では必要だ。


(でも、まずは外交官にならないことには、何も始まらないわよね。)そう気を取り直して、エレオノーラも自らの勉強を始めたのであった。


**********


 一方で、ヒルデガルトに話しかける機会を伺っていた司書のコンラートは、エレオノーラの登場で完全にタイミングを逸してしまっていた。侯爵令嬢のエレオノーラがずいぶん親しげに話をしていた上、今もヒルデガルトを視野に入れながら読書をしているのに、呼ばれてもいないのに、ことさらにヒルデガルト一人に話しかけるのも気が引ける。

(うーん、お近づきになるせっかくの機会だと思ったけれど、間が悪かったかな。でも、古代スラヴァ語が読めるみたいだし、次はそちらの話題から話しかけてみよう。書物を棚に戻す時には呼んでもらえるだろうし。)コンラートはちらちらと横目でヒルデガルトの様子を伺いながら、書棚の整理に勤しむことにした。


**********


 古龍についての書物の3冊目は、隣国グラーツ王国の言葉で書かれた書物のである。といっても、地続きの隣国であり、交流も盛んであることから、言葉の上でも共通する単語も多く、そもそも読むのに支障はない。その内容は1冊目の観察記録の翻訳がほとんどであったが、目新しいものとして龍の血についての記述があった。


『龍、特に古龍の血はその魔力の強さゆえ、時に人にとっては毒となり得る。しかし、適切に用いれば素晴らしい回復の霊薬となり、体力と魔力の回復、怪我の治癒、病気の治療に効果がある。』その記述を目にした時、もしかしたらひどく挫いた足が治っていたのは、白銀の古龍の血を口にしたからであり、あれは夢ではなかったのだ、とヒルデガルトは直感した。


「クスクスクス。」また笑い声が聞こえてきた。

「白銀のアデルハイト、いえ、エオストレ。」ヒルデガルトはそっと白銀の古龍の名を呟いた。

「ようやく名前を呼んでくれたわね。ヒルデガルトったら、私に名前をくれて、血の契約まで交わした仲なのに、『夢だったかも?』なんて。」聖フリューゲルの日に林の中の不思議な穴の中で出会った古龍の声がはっきりと聞こえてきた。

「エオストレ、近くにいるのですか?」ヒルデガルトがそっと囁くと突然耳許に息を吹きかけられた。


「ひゃっ!」ヒルデガルトがそれこそ背中に氷を入れられたかのような声を上げたので、エレオノーラは反射的にヒルデガルトの方を見た。

 何かに驚いたのか、ヒルデガルトが左右に頭を振っていて、白金色の絹糸のような髪が風に揺れている。そして、長い髪が揺れるのに合わせて、白銀のきらめく鱗粉のようなごく小さな小さな粒々が陽光を受けてきらきらと輝きながら舞っているのをみて、エレオノーラは目をしばたたかせた。


(ヒルダ、どうしたのかしら?それにあのきらめく粉は髪粉でもつけているのかしら?)


「ヒルダ、大丈夫?」エレオノーラが辺りをきょろきょろと見回しているヒルデガルトに近づいて、肩にそっと手を置くと、ヒルデガルトはびくっと身体を震わせた。

「はぁ。エレオノーラ、驚かさないでくださいな。」半分泣き出しそうになりながら振り返ったヒルデガルトがあまりに可愛いかったので、思わずエレオノーラは後ろからヒルデガルトを抱き締めた。


「本当に大丈夫?疲れているのではなくって?」

 エレオノーラは、ヒルデガルトが先日、酔っ払いに絡まれて怖い思いをしたせいで少し情緒不安定になっているのではないかと心配していた。きょろきょろと周りを何度も気にしたり、突然声を上げたりしているのだから無理もない。


「ありがとうございます、エレオノーラ。大丈夫、ほんの少し驚いただけですから。」

「いいえ、ヒルダ。今のあなたは誰が見ても心配だと思うわ。お屋敷までお送りするから、今日は帰りましょう。」

 庇護欲にかられたエレオノーラは有無を言わせないしっかりした口調で言いきると、チリンと鈴を鳴らして司書を呼んだ。


「シャウマンさん、申し訳ないのだけれど、こちらの書物を棚に返しておいてくださいません?アルテンシュタット嬢が気分がすぐれないとのことなので、私がお屋敷までお送りします。」

「は、はい。かしこまりました。大丈夫ですか?」コンラートは慌てて二人の所に駆けつけた。

「大切な書物なのに、申し訳ありませんわね。よろしくお願いしますね。」エレオノーラはコンラートの問いかけには答えず、それだけ言い残して、ヒルデガルトの手を引いて図書室を後にした。

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