第142話 プレイステーションの話 その1

 社会人になり、時間にも余裕ができると、家でゲームをするという選択肢が出てきた。

 私と家庭用ゲーム機の接点となったのは『スーパーロボット大戦』シリーズなのだが、別に語る予定なので、まずはそれ以外のゲームについて語りたい。


 SONYの「プレイステーション」の初代機は1994年に発売された。会員登録すると定期的に新作ゲームの紹介盤などが送られてくるシステムがあり、初期はよく遊んでいた。これで興味を持ち購入したゲームもある。


 1996年1月26日に発売された『第4次スーパーロボット大戦S』に合わせてPS1を購入した私は、RPGに興味を持ち、いくつかのゲームを購入した。

 コナミの名作で、何度も移植されている『幻想水滸伝』。中華風のファンタジーワールドで108人の仲間を集める。ある味方キャラクターが亡くなるエピソードは特に印象に残り、当時の私の創作にも影響を与えている。

 やはりコナミのSFアドベンチャーゲーム『ポリスノーツ』。亡くなったばかりの塩沢兼人の演技を堪能できた。本編もどちらのリードを切るか選択するシーンなど、時間制限があってドキドキした。

 後でアニメにもなった『ポポロクロイス物語』。絵本のようなタッチのイラストに、声優陣の演技、ジュブナイルな物語も気に入った。

 そして1997年に発売された『ファイナルファンタジーVII』。これまでTRPGサークルでシリーズのBGMこそ聞いていたものの、ゲーム本編をプレイするのは初めてだった。幸い、本作はシリーズを代表する作品の一つとなるほどの名作で、私もはまってしまった。

 当時はヒットしたゲームのBGM集が発売されるのが普通で、『幻想水滸伝』『ポポロクロイス物語』『ファイナルファンタジーVII』はCDも購入した。『幻想水滸伝』はヤドランカの歌うCMソング「予感」もシングルCDのカップリング曲で発売され、レコード店で購入したときは嬉しかった。


 『ドラゴンクエスト』シリーズ等、メジャー作品でもタイミングが悪くプレイできなかった作品も多い。


 安原義人が声優として参加したゲームも何作かあり、『白中しらちゅう探険部』などを購入したがプレイはしていない。『EMITえみっと』は英語学習+SFドラマという異色作品だったが、やはりプレイしておらず、後に攻略動画で内容を知った。

 ただし、安原義人が四乃森しのもり蒼紫あおしを演じたアニメ『るろうに剣心』は別格で、1996年に発売された対戦格闘ゲーム『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新激闘編』、1997年に発売されたRPG『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 十勇士陰謀編』共にプレイした。対戦格闘は苦手な私としては、『十勇士陰謀編』の方がお気に入りである。


 次回は今回触れられなかったゲームについて語りたい。

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