第136話 『ナムコ・ワンダーエッグ』『バトルテックセンター』の話
前回の予告とは違うが、思い出した時にしないと忘れそうなので、今回は大規模アーケイドゲームの話をしたい。
N家(第128話参照)でよく行っていたのが、かつて東京の
N家の人々が最初に決まってプレイしていたのが、『ギャラクシアン3』。28人のプレイヤーが円形に座り、動く座席で協力しながら敵を倒すシューティングゲームだ。上位三名には、終了後のスクリーンに金・銀・銅のエンブレムが出た。大体はクリアできたが、プレイヤーが少なかったりしてクリアできないこともあった。
コクピットを模した密閉座席で、操縦士と射撃手二人一組でチームミッションに挑むフライトシミュレータ『ファイターキャンプ』もお気に入りのゲームだった。ミッション終了後、結果シートを見せ合って交流するのが楽しみだった。
二組に分かれ、レーザーガンを敵の着るベストにヒットさせるサバイバルゲーム『キューザーアリーナ』も良くやっていた。他にも占いやゴーカートなど様々なアトラクションがあり、一日中楽しめた。
『ナムコ・ワンダーエッグ』は2000年12月31日に閉園し、跡地はマンションと商業施設になった。
土浦のTRPGサークルメンバーがお気に入りだったのは、横浜のゲームセンター「トレルワン」に1992年に設置された『バトルテックセンター』。『バトルテック』という筐体の中に入って自分好みにカスタマイズしたロボットで他のプレーヤーと戦うゲームだ。こちらも終了後に結果シートが発行され、仲間と振り返ることができた。大規模な設備が必要ということもあり、プレイ料金も高かったが、横浜にいるメンバーを迎えに行ったり、送っていくついでに一プレイということが多かった。
残念ながら『バトルテックセンター』は1990年後半になくなり、「トレルワン」もなくなった。現在ではビルはコンビニとビッグエコーになっている。
「トレルワン」で印象に残っているのはエレベーターだ。蛍光塗料が光る照明になっており、エレベーターの箱の内部一面に星のような電球が光るのだ。『ゴーン・ゴーン』という不気味な音も聞こえてくる。「トレルワン」撤退後もこのエレベーターは残っていたが、かなり経っているので現在では更改されているかもしれない。
『MADテープ』と呼ばれるアニソンや特ソンのコラージュテープを初めて聞いたのもN家のお泊まり会だった。家長がテープを数本持っていたのだ。
土浦のTRPGサークルメンバーの家で、私は初めて『MADテープ』のビデオ版を見た。メンバーがコミケで入手したらしい。セーラームーン全盛期だったので、セーラームーンネタが多めだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます