第93話 光GENJIの歌にはまった話
今回は予定を変えてジャニーズ事務所のアイドル周りの話をしたい。
私がラジオでベストテン番組を聴きだした1983年は近藤真彦、田原俊彦、シブがき隊、少年隊、等の全盛期だった。当時のヒット曲は大体歌えるが、推しと言えるほどはまったアイドルはいなかった。
1987年にデビューした「光GENJI」はローラースケートを履いて歌い踊る7人組のグループだ。瞬く間に当時のベストテン番組を席巻し、私も楽しんで見ていた。
しかし、私が惹かれたのは「光GENJI」のメンバーではなく彼らの歌の世界だった。デビュー作「STAR LIGHT」から始まる彼らの歌には、宇宙旅行やファンタジー、サイバーパンク等、物語性の高い歌詞が数多く含まれ、私はアルバムまで購入して歌詞の世界に浸っていた。短大に通う電車の車内で、歌を聴きながらパーマン二次創作のイメージを膨らませるのもよくやっていた。
その後、「光GENJI」の歌は一般のアイドル歌謡に近い歌詞になっていくが、『忍たま乱太郎』のOP「勇気100%」等、現代に歌い継がれる曲も残している。
「光GENJI」以降、私がはまったジャニーズアイドルはないが、藤子アニメ『21エモン』の主題歌を歌った「忍者」、『キテレツ大百科』ED「うわさのキッス」等、アニソンもよく歌っていた「TOKIO」のシングルCDは購入した。
本稿を書くためにウィキペディアを調べたところ、「光GENJI」デビュー時に超新星「SN 1987A」が現れたことからキャッチフレーズとして「超新星からのメッセージ」が使われ、彼らの歌詞の世界にも影響を与えていることが分かった。
『超新星』と言えば私的にはスーパー戦隊シリーズ『超新星フラッシュマン』だが、本作は1986年開始なので「SN 1987A」との関係はなさそうだ。
今回(2023年)ジャニーズ事務所の裏事情が白日の下になったことから問題になっているが、私がアイドル業界のセクハラ事案について知ったのは、高校時代に図書室にあった栗本薫の小説だったと記憶している。
栗本薫については評論家「中島梓」としての著作をよく読んでいたが、『超新星フラッシュマン』を取り上げた『わが心のフラッシュマン』を読んだ時には、作品評論本として読んでいたところ、途中から敵の悪役、サー・カウラーの萌えトークになってしまってついて行けなかった記憶がある。
次回は予定が変わらなければ今度こそ読者参加RPGの話をしたい。
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