第82話 短大の蔵王研修、軽井沢研修など
短大では確か1年の冬と2年の夏、集団で研修旅行に行った。バブル時代ということもあり、かなり豪勢だった。
冬の旅行は蔵王へのスキー合宿だった。二泊三日で蔵王のホテルに泊まり、インストラクターに指導されながら山を滑るのだ。私はスキーは初めてだったので、初心者コースで指導を受けることになった。
もともとスポーツは苦手でもあり、なんとか滑れるようにはなったがとても格好良くとははいかなかった。その夜ホテルで入った温泉は気持ちよかった。
二日目にはリフトで山に登ってフリーで滑る時間があったが、初心者の私はおっかなびっくりで、滑ったはいいが止まらなくて大慌て。なんとか途中に立っていた若い男性スキーヤーに止めてもらうなど、粗相を色々してしまった。
これに懲りて結局それ以来スキー場には行っていない。
スキー合宿へは貸し切りバスで往復したが、道中バスに置かれたテレビで映画のビデオ鑑賞をしながら向かった。行きは当時大ヒットした『私をスキーへ連れてって』。初見だったが、松任谷由実の「恋人はサンタクロース」「サーフ&スノー」等の名曲を挿入歌にふんだんに使った上に話も面白く楽しめた。
帰りは『男はつらいよ』シリーズの映画がかかった。シリーズマドンナ格のリリーさんが出てくる話だったが、女子大生の好きそうな内容ではない。皆はスキー帰りということでほとんど眠っていたが、私は寅さんの映画を見るのも初めてなので興味深かった。
夏の旅行は軽井沢のホテルでのテーブルマナー研修だった。軽井沢観光をしてからホテルで一晩泊まり、翌日正装でホテルのディナー研修を受けるというものだ。
研修のことはあまり覚えてないが、友人たちと同じ部屋で正装姿を撮影した写真は今もアルバムに残っている。
次回は短大の制服と亡くなった祖父母の葬式の話をしたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます