第69話 文通とパーマン二次創作スランプの話
高校時代、私は同年代のパーマンファンと文通をしていた。きっかけはHちゃんが、文通している相手が当時売られていた藤子アニメカレンダーのバードマンシールを封筒に貼ってきた、と私に見せてくれたことだった。
Hちゃんが文通を始めたきっかけは覚えていないが、当時のコミック雑誌やアニメ雑誌では、同人サークルの会員募集や同好の士との交流を求めるための文通相手募集コーナーが設けられていることが多かった。インターネット普及以前の話である。Hちゃんは『トランスフォーマー』や『仮面の忍者赤影』『鎧伝サムライトルーパー』等が好きだったので、文通相手がパーマン好きだったのはサプライズだった。
というわけで、Hちゃんから私を紹介してもらい彼女と文通を開始した。彼女とはパーマンの話だけではなく、ゲームブックの話でも気が合い、後に『ウォーロック』誌の読者参加企画に一緒に参加するなど楽しませていただいた。その後自然消滅してしまったが、3年間ほど文通は続いた。
その後、私は別のパーマンファンとも知り合い、文通をしたり、グッズを譲ってもらったりした。彼女にはパーマン二次創作のイラストも頼んでいたようで、完成できなかった二次創作ノートにイラスト担当として名前が書かれていた。
ちなみにパーマン二次創作の方は、『パーマン・パラレルワールド・ストーリー・シリーズ』Vol.5『パーマン留学記』執筆後、次作のVol.6『宇宙のパーマン』草稿に取りかかかっていたが、前作で張っていた伏線を使った事件を解決するアイディアが思い浮かばず、ラストまで書くことが出来なかった。今まで二次創作ではスランプに陥ったことがなかったので、どうして良いか分からず、見切り発車で前半部分の清書を始めたが結局行き詰まってしまった。
結局私はVol.6『宇宙のパーマン』を完成できず、別シリーズのパーマン二次創作を始めることとなる。今風に言うなら「エタった」のだ。完成できなかった草稿は現在も残っているので、いつかリライトして完成出来ないかと現在も考えている。
私の創作が止まってしまったもう一つの原因は、大学受験の試験勉強だった。次回は大学受験の話をしたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます