第17話 好きだったおもちゃ、ギターのレッスンなど
前回で「そろそろ小学校時代を終え」と書いた手前申し訳ないのだが、書き忘れたネタを思いだしたので書いておく。
家はおもちゃを買うことはあまりなかったが、弟たちの分も含めるといくつかあった。私はままごとや人形遊びが好きで、特に気に入っていたのが4階建てのマンションに家族4人の指人形が付いているおもちゃだった。後楽園ゆうえんちに遊びに行った時に買ってもらった『ドン・チャック物語』の指人形や、大家のこどもたちから譲ってもらったリカちゃん人形も物語を作ってごっこ遊びを楽しんでいた。
外遊びの道具では、重しの付いた台に紐で繋がったゴムボールがついていて、ラケットで打って遊ぶ「パンポン」がお気に入りだった。「パンポン」が壊れた後は、テニスラケットを買ってもらい、壁打ちでボールを打っていた。学校の工作で作った空き缶に紐をつけ乗って遊ぶおもちゃや、竹製の竹馬もよく遊んだものだ。
CMでやっているようなメジャーなおもちゃもあった。『バッテンロボ丸』の「バッテンソーサー」や「こえだちゃんの木のおうち」「超合金ガチャガチャドラえもん」などだ。ロボット物のおもちゃは弟が後年買ってもらった「ブライガー」やソントンジャムの懸賞でもらった「オーガス」があった。
80年代になると電子ゲームが出回り始める。『ゲーム&ウォッチ』も買ってもらったのか借りた物かは覚えてないが「ドンキーコング」「オクトパス」「ファイア」等、色々やりこんだ。
家で買ってもらった電子ゲームは光と音で遊ぶ「タカトクトイス」の『スーパーゲームロボット5』だった。結構やりこんでいた記憶がある。その後タカトクトイスは倒産したが、調べてみたら2020年に「はなやま」から『ゲームロボット50』としてパワーアップされた後継機が発売されており驚いた。
既成のおもちゃ以外にも気に入ったものがある。文化祭で買った軍手人形は、自分で端切れを使って服を着せていた。
おもちゃと言うより精神安定のために密かに持ち歩いていたのは「MONO消しゴム」の消しかすを集めて丸めた玉だった。指で弾力を楽しむにはプラスティック消しゴム、しかも「MONO消しゴム」がベストだったのだ。中学校時代まで持ち歩いていており、いつもポケットに入れていた。落としたりすると辺りを探し回ったものだ。
それとは別に、雑貨店で売っているような変わり種の形や香りの消しゴムコレクションも女子の間で流行っていた。私もいくつか持っていたが、消しかす玉に似た練り消しが特にお気に入りだった。
中学生になったばかりの頃、児童館で日曜日に行われていたクラシックギターのレッスンに興味を持ち、通うようになった。備え付けのギターを使って講師の指導を受けるのだ。「禁じられた遊び」を爪弾く講師に憧れたが、転校でレッスンは中断し、結局ものにはならなかった。
次こそは中学生活篇に入れるといいのだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます