第3話 回想

日向は小学5年生、知紘はまだ5歳の頃。



「2人とも、はしゃぐのはいいけどそんなに遠くへ行かないでよ〜!」



「「はーい!!」」




今日は日向一家と一緒に知紘も海にやって来た。




「知紘ママと知紘パパは急遽お仕事が入っちゃったみたいで…残念ね。」



「でも知紘くんも日向も楽しんでいるしいいじゃないか。それに仕事がひと段落すれば来る予定なんだろう?」



「そうだけど…」



「僕たちも久しぶりに海に来たんだし、せっかくだから楽しもう」



「…それもそうね(笑) あ、知紘ママからそろそろそっちへ向かえそうって連絡きた!」



「意外と早く仕事が落ち着きそうで良かったな。さぁ、僕も久々に泳ごうかな!」



日向の父親は優しく微笑み、日向と知紘の元へ行くのだった。

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