第3話美術部部長②

「おいおい、裸体画なんてかけねぇ~よ!だいたい、女の子絶対に裸にならいよ!バカ慎太郎!」

山口はにやりとした。

「寺田キャプテン、これを見るがよい!」

山口はバックから、本を取り出した!

「素人、投稿図鑑?」

「そうだよ!この本の女性を描いて勝負だ!」

「が、しかし、我々はデッサン力がマジでない。女体のしなやかな描写は出来ないよ!」

「おやおや、寺田部長、あなたには彼女がいる。いつも、もみもみだろ?」

「せからしかっ!お前がそのエロ本でみごつよか絵を描いたら、キャプテン交代してやる!」

山口は、

「あたいがた、写真と分からんごとかっでなぁ~」

「すごたいご、しやん」


山口は白いキャンバスに裸体画を書き始めた。

なぜか、木の実ナナのようなデッサンになってる。

すると、顧問の小園先生が現れた。

「なよ、かっかたや?」

「先生、裸体画を描きたいのです。モデルがいないので、エロ本持ってきました」

小園先生は、エロ本を没収した!


しかし、山口は2週間かけて裸体画を完成させた。

木の実ナナの裸体画にみんな大笑いした。


それでは、発表します。

今回は鉄人・山口の渾身の裸体画対して、挑戦者・寺田は絵を描くことより、道具の手入れをしていました。

勝つのは鉄人か、それとも日展受賞者か~?


鉄人・山口慎太郎


お~と、部室内周りがどよめいています。勝ったのは鉄人であります。今回の勝負で部長の座を手繰り寄せました~。


「鉄人・山口君、おめでとう。君に部長の座を譲るよ!一日だけっ!」

「なんで、キャプテン?」

「君は毎週、部活会議でれるの?」

「……」

「部費の管理は出来るの?」

「……」

「受賞歴は!」

「すいません。キャプテン。あなたには任せます」

「明日、一日部長気分を味わえば?」

「そうするよ!」

山口はニヤリとしている。

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