第1章【2】理由→不明

先生が教室に入ってくるや否や、


「このクラスについて大切な話がある。」


なんて、ことを言い出した。


「先月までクラスメイトだった藤本五月ふじもとさつきだが、彼女は学業の都合で他校に転校することになった。彼女からは『突然転校ごめんねー!急に決まっちゃって。』と言っといてと言われているので、いま言っときます。」


やっぱりか、


「藤本さんが転校した。」


僕は、1年と2年の2年間連続で同じクラスになった彼女のことを僕は好きになっていた。


好きな人が唐突にいなくなるのは寂しいことだ。

なんとか、理由を知りたいと思った。


「藤本さんなんで転校したか知ってる?」


「知らないよ。私も今知って、びっくりしたんだから。


ここからの展開は、僕も全く理解していなかった。








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