第17話 大切な存在

今日は一日中綾香がいるそれだけで陽太の心は明るくなった。陽太にとって綾香は本当に自分の体の一部だと思うくらい大切な存在になっていた。


綾香は陽太を心配して今日は看病していたが陽太が私が少しでも離れるたびに少しだけ不安そうな顔を見せてくれるのがとてもたまらなく嬉しかった。


昔から綾香は陽太一筋だったその努力が今とても報われている気がするからだ。


綾香は陽太の様子を見てお粥を作っていた。

綾香は陽太が昔から好きだった梅ぼしの入ったお粥だ。『これを食べると元気が出るんだよ。』と言って小さい頃陽太が私に作ってくれたことがあったのだ。それがとても嬉しく綾香も梅ぼし入りのお粥が大好物になっていた。



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