第15話 二人の約束

陽太は綾香に約束してほしいことがあると真面目な顔をしながらお願いした。『絶対に僕以外の男を好きになったりしないでくれ』と。『なに言ってるの私が陽太以外を好きになると思う』と優しい声で言ったが、陽太が泣きながら本当だよねとものすごく甘えてきた。これが綾香にとって想定通りだったとも知らずに。


最近綾香は少し仕事が忙しく陽太に干渉する時間が少なくなっていた。

陽太はそれが不安でたまらないことを綾香は既に知っていた。だからこそ綾香は少し我慢をして陽太と一緒に家にいる時ですら仕事をしていた。


そんな私を陽太が仕事に集中しているから邪魔しちゃ駄目だと思いながら私ともっと一緒にいちゃいちゃしたいと羨望した眼差しで陽太が見てくれるのがたまらなく嬉しく想定より少し意地悪をしてしまったと反省した。



評価と応援お願いします🙇‍♀️

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る