前話の寓話のように擬人化された蜥蜴の話は、
ローフォークの見た夢だったのですね。
あれだけでも短編の作品ひとつになりそうな
読み応えのあるクォリティでした、すごい。
作者からの返信
蜥蜴の夢はローフォークの心理の一つの形です。
罪を負い続ける自分を醜く感じ、大切な友人達を傷付けたくない。懸命に差し伸べてくれる彼等の手を取りたくても、醜い自分に陽のあたる世界は眩し過ぎる。それでも、明るい世界に憧れて、穢れのない白い蝶に心を揺すられて、蛙に気付かれないように密かに蝶を助けます。
ちょっと中身は違いますが、コール家の事件をなぞらえた夢です。
さて、蜥蜴を陽のあたる世界から追いやったのは、一体誰でしょうか。
蜥蜴と白い蝶の夢、切なくも素敵なお話でした!一つの童話を見ているかの様で、思わず引き込まれてしまいました^_^
蜥蜴はローフォーク、白い蝶はエリザベスなのだと気付いた時、泣きそうになっちゃいました。ローフォークは、自分の事を醜い影の存在と捉えているんですね…。そして、実はエリザベスに対して、温かい感情があったんですね。ペンダントを直しつつも、エリザベスに渡せないローフォークが切ないですね…。
作者からの返信
影の世界に追いやられた蜥蜴は、外の世界に思い焦がれます。元々、ローフォークは正義感の強い青年です。そんな彼が影の世界にどうしているのか、突き落とされたきっかけは何だったのか、それは今後明かされます。
蜥蜴はローフォーク家の家紋。蝶はエリザベスの花のチャームに絡めてみました。
ペンダントは、後々絶対、回収して見せます。……多分。