第15話 終焉

樹海で風神が眠る祠を見つけ、貴重な情報と充希とゆう女の子の真相が解明出来た冴子であった。

その後、樹海を出ると冴子は探偵事務所から留守電が入っていた事に気付いた。


久しぶりです。筒井探偵事務所の吉本です。木村さんのお電話で間違いなかったでしょうか?もし、お時間があれば、折り返しをください。よろしくお願いしまーす!


冴子 よっちゃん?どうしたんだろう?


コン なんじゃ?


冴子 職場から電話よ。


コン 冴子は忙しいのー♪しかし、人が働くとゆう事は神様はお喜びになる。頑張るのじゃ!


冴子 うん。でも、コンちゃんは?まぁ、とりあえず内容を聞いてみるわ!


そして、電話をかけて内容を聞くと、事務所には廃虚へ入っていった友人が見つからないから、捜して欲しい。やポルターガイスト現象に悩んでいる等の依頼が殺到していて、通常の探偵達では、どうにも出来ず、困っている為、すぐに復帰して欲しい。


との内容であった。そこで冴子は父の跡継ぎの話しを一旦、保留にしてもらい、再び探偵事務所の職へ戻る事にした。


その間、神隠しについてはコンと風神で調べる事になり、情報だけが冴子にいくようになったのだ。


それから1年後、九州地方では大規模な洪水被害があり、大地震に台風と続いた。


その最中、冴子はコンの使い魔であるツバメから、連絡を貰っていた。


その内容は以下だ。


冴、元気にやっておるか?時間がかかったが、神隠しの詳細が判明したぞ。

首謀者は、水神様と川の神の河童じゃ!

驚いたか?

近年、川や海の汚れが酷くての。それが人間の仕業だと判明した為、ゴミを投げ入れた者を誰と限らず、霊界へ連れていっていたらしい。

ただ、風神様に濡れ衣を着せるような真似をした為に風神様はお怒りになり、水神様と争うた。まっ、すぐに争いは居合わせた神々で止めたがの。ただ、人間界への調整と構成はしていかねばならない。との結論で終わった為、今後、色々な災害等は発生する可能性はある。とりあえず冴子だけでも気を付けてくれ。あと、消された人間じゃが、特別に早々な転生をさせ、別の人間として、人間界へ送るそうじゃ。


最後に、たまには帰ってきておくれよー♪

                  コン


と書かれていた。


冴子 それでかー♪神様の想いは中々、人には伝わらないからねー。

難しい問題だわ。

転生させるのね。なら、当事者は残念だけど死亡扱いで家族に伝えなきゃだわ。


北澤 木村さん?両手を見ながら、何をブツブツと言ってるんですか?もしかして!また、神様の地図ですか!?


冴子 違うわ!こっちの事よ♪

ごめんなさい。


北澤 いえ、それなら良かったです


こうして、一連の神隠し事件は幕を閉じた。


10年後、冴子は更に霊力が強くなり、実家の神社を継ぎつつも、信者達の悩み相談にのり、霊の仕業だと思われる事案を解決しながら、狐神と一緒に穏やかに暮らしました。


                 おわり













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神様の地図 Mint @misty-1

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