第2話 4人目の被害者
とある村で起きていた事件は、遂に市内でも起きた!
4人目の被害者が出た事件の場所は、県庁所在地にあたるマンションやビルが建ち並ぶ駅近くのマンションで10月の末頃に起きた。
被害者は12歳の少年で名前を五十嵐勝利とゆう。
そのマンションは入り口がオートロックになっていて駅近くにある為、人通りも多かった。のだが、突然、少年は行方不明になった。
五十嵐家・・・午前6時の事
しょうー、起きなさい!学校よ!
勝利の母はいつものように少年を起こし朝ごはんを食べさせた。
・・・午前7時
勝利はいつものように家を出た。
そして、午前9時、学校から勝利の母へと一本の電話があった。
先生 おはようございます。担任の三雲です。本日は勝利君はお休みでしょうか?
母 はい?お、おはようございます。あの、学校へは7時頃に行きましたけど?いったい?
先生 えっ?いや、それが、まだ登校をしていないのですが。
それなら、すいません。もう少し待ってみますので、また1時間しても来ないようならお電話をする形で、どうですか?お母さんは、お忙しいですか?
母 いえ、こちらこそ、ウチの子が申し訳ありません。それでお願いします。
先生 いえいえ。いつもは、キチンと席についていますので、変だな。と思いましたもので。
などとゆう電話があったのだ。
それから1時間後、再び学校から電話があり、母は慌てだした!
すぐに父親にあたる五十嵐祐介に電話をして、その旨を伝えると、警察へ電話をするようにと言われて電話を切られた。
母はすぐに警察へ電話をして自宅へ来てもらった。警察は管轄する交番の人だった為、わずか5分程度で、来た。
そこで分かった事は、勝利の通う学校へは、いつもなら15分程度で到着するとゆう事。
マンションの管理人は姿を見ていないとゆう事。
とゆう内容から警察は次の日、誘拐事件と家出の両面で捜索を開始した。
それから1週間後の事。
マンションに設置されていた監視カメラから分かった事があった。
まず、マンションの6階に住んでいる勝利が6階からエレベーターに乗るところが映っていて、エレベーター内の監視カメラには1階まで行く様子が見れた。
その中で変わった事があった。それは、エレベーター内で勝利は両手を見ながら、何か独り言を話していた事だった。
そして、エレベーターが1階に到着すると勝利は扉から出た。しかし、1階に設置されていた監視カメラには勝利の姿は映っていなかったのだ。
つまり、エレベーターを出る様子はエレベーター内の監視カメラに映っているのに、外からの監視カメラには勝利がエレベーターから出てくる様子は映ってなく、無人のエレベーターだけが1階で、扉を開いたのであった。
それを見た警察は驚いていた。
警察はマンションの管理人を睨みながら、話した。
警察 これは、どうゆう事ですか?この映像を編集か何かしたのでは?
管理人 はい?私はずっとここに居ましたし、ここには編集する機械なんてありませんよ。それに、その映像は今さっきの映像ですよ?
警察A じゃ、いったい?おい、本署へ電話をして鑑識をお願いしよう。
警察B はい。
そうゆうと警察Bは管理人室から出て電話をはじめた。
その後、監視カメラの映像は証拠品として警察が持っていき、1ヶ月間をかけて念入りに調べられたが、編集や合成は全く無かった事が分かった為、警察は余計に頭を悩ませていた。
そこで、怪奇事件として捜査は開始された。
しかし、表向きは行方不明事件として報道された為、世間の人はあまり気にする事はなかった。
しかし、勝利の母だけは違った!
独自に子供を捜す事にしたのだった。
まず、近くの探偵事務所へ依頼をして、それから、とある霊能者へも調査を依頼した。
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