第32話 特徴21:~は、難しい
~は、難しい。
これが、無能の口癖です。口癖というだけのことはあって、多用します。
ではなぜ、そういう言葉を多用するのか。
答えは、一言。無能だからです。
強いて言い換えれば、テメエが思っているからそうホザいているだけです。
そして、それは相手にも通用すると、おめでたくも、信じているのです。
幸せですねぇ。うらやましい限りですね。まったくね。
~ に代入できる言葉ですか?
それはもう、いろいろ。
わしの母校である某国立大学なんか、絶好の単語よ。
そうねえ、岡山県は公立優位といわれてきた地域であるから、旧制第六高等学校跡地にあるあの全日制普通科高校なんか、特に入るわな。
わしらの頃のように総合選抜とか何とかいうサジ加減もなくなった今、なお一層の代入甲斐のある言葉になっていることは言うまでもないでしょうよ。
正式名称、言っておくね。
国立大学法人 岡山大学
岡山県立岡山朝日高等学校
とか何とか、申すそうです。
ここらの大学や高校とやら、「難しい」んだってよ。
へー。それでぇ~?
ホザくだけなら、まあ、口パクのレベルでしかねえけど、そんなもん、そこらのジャリタレでも口にできるレベルだな。
で、対応策とか、そんな前向きな話なんか、出来もしねえんだ。
で、それがだめでも、他の道を云々なんて、気の利いたことを抜かしてきたそこらのちんけな短期大学卒のねえちゃんもおったな。気を利かせたつもりか、自ら気が利いていると思っていたのか知らんが、まあ、何県にあるかもわからんような短大出て間もないようなネエチャン風情に、わかったようなことをホザかれたあかつきには、気分のええものではなく、よくもまあ、人の人生をここまで軽く見られるなと、むしろ、呆れるのを通り越して感動レベルのシロモノだったぜよ。
ということはですな、そんなアホどものほざいとる話なんか聞いてみたところで、何の値打ちもないというか、何の参考にもならん、クソの役にも立たんということは、もう、これにて明白でしょうよ。これもまた、テメエの主観だけ述べて仕事をした気になれるだけの無能の無能たるゆえんやないか。
こういう人間を跳梁跋扈させるような環境にしたのは誰か?
責任者、出て来い!
って話にも、そりゃあ、なるわ。
とは言っても、今さら、そんな連中をつるし上げてみたところで、何の生産性もねえし、しょうがねえわな。
というわけで、今のわしはどう考えているかというお話にもなろうけど、それは、こういうことで、もうええと、思っておる。
最低限の生活保障という憲法に守られた中、無能の浅知恵を学んで社会の底辺とやらを少しマシなレベルのぬるま湯の中をぬるま湯と気づかずにダラダラ生きる人間の観察をじっくりするという任務のようなものを、負わされていたのだろうな、と。
ただし、実際問題としては、そんな指摘をしてみたところで、何の問題解決策にもならないということだけは、この際はっきりと総括しておく。
この手の無能って、そういうレベルの言動のデパートどころか、総合商社も顔負けなところがあるからねえ。
天下の何とか商事もかんとか物産も、皆、はだしで逃げ出す多彩さってことよ。
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