第15話 特徴10:トンチンカンな敵を提示する

 社会が悪いの! 政治が悪いの!


 高校生のころ接触のあった左翼筋の馬鹿ねえちゃんの戯言。

 当時の私の置かれていた状況やらなにやらも含めて、この馬鹿ねえちゃん、クソの役にも立たねえ寝言ばかり抜かしてくれたよ。

 確か、某革新政党の絡んでいるその青年部のような団体に、おったな。

 ま、その政党の幹部の名前の入った、いわゆる政党機関紙にある文章やら何やらを読んで、群れたと思えばその能書きを読み合わせと称して読みあって、まあ、ご苦労なことだとは思ったが、一言で言おう。

 人生、投げとる奴らやったな。

 

 で、社会が悪いの何だのとひとしきりわめいた後は、テメエの団体の良さのようなことをひとしきりわめいて、群れることの御奨励と来たものだ。

 これじゃあ、養護施設の職員あたりと何も変わらんどころか、なまじ開かれた場所であるだけに、性質が悪いなと、わしは、思ったね。

 まあ、目先の敵から目をそらさせて、いかにも、社会を考えています的な、マクロの視点ごかした「意識高く持とう」系の子どもだましね。これ。


 社会が悪い。


 そりゃあ、今の社会が何の問題もなく素晴らしいなんて言う気は、わしもねえ。

 だけどな、そんなことを述べて、何の解決ができる。

 で、こいつらの述べるのは、こうや。


 職場・地域・学園から・・・

 学校を変えていこう。

 主張と要求をまとめよう。


 あのなあ。

 学校を変えて、何の役に立つ?

 お互い相いれない同士が無駄な「相互理解」などしても、時間の無駄。

 テメエのことをやるのが何よりの先決や。

 そういう状況下にある人間に、さももっともらしく、「社会を変えよう」「学校を変えよう」などと述べて、さも、さも、さもしく(わっはっは)、群れさせようというそのコギタネエ魂胆には、まあ、頭の下がる思いやな。

 で、その「経典」というのは、某革新政党の親ビンの能書きや。

 これがまた、なまじ以上によーくできておるから(侮ってはいかんぞ。盆暗保守は甘く見とる節もあるが、そんなんだから、政権を何度も奪われる目に合うのじゃ、バカモン!)、性質が悪い。そいつら自体はダボハゼにも失礼なほどの雑魚ではあるのだが、なまじの脳みそをもらったおかげか、岡山から広島あたりで言う「へのっとる(調子に乗っている)」のを通り越して、もう、 酒もなしに酔っ払いまくっている状態だからね、かなわなんだわ。

 大学受験前にこんなクズどもと接触したのは不愉快だった。

 もっとも、そのおかげで、しっかりと免疫ができたよ。

 そこには、感謝しておる。

 

 まあともあれだ、ねぎらいの言葉を。

 はい、ごくろうさん(ここは植木等風に)。


 結局のところ、社会のせい、政治のせい、学校のせい・・・、にしてみたところで、どうにもならんのよ。そんなところをどうこうしようなどとわめく馬鹿の口車に付き合ってやる必要などないわな。


 まずは、テメエがどうテメエと向き合い、さらには、必要な情報を得て、いかに構築していくか。「戦う」なんて、クソ生ヌル気な世界じゃねえんだよ! 殺し合いの中を生き抜くメンタルがねえとな、突破できねえんだぞ!

 そこを何だ、トモダチの仲間の、先のクズどもの大好きな「同志」だの。

 反吐が出るわ。


 とまあ、ひとしきり愚痴ったところで、ひとまず、おしまい。

 次も、全開バリバリ、罵倒節が行くぜベイベー。

 そこんとこ、夜露死苦!

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