第一章 貧農5男は神の友
第2話 女神様は過保護
強烈な魂を持つ男性に『突然告白された』と思ってるオーキョウ神は、少しテンパッてた。
思い起こせば、初めて男性から思いを寄せられた女神です。
神とは孤独なもの、一億年の昔から恋人は勿論友達も居なかった。
神々の繋がりは上下関係の、知り合い程度のもの、告白してきた男性を、かなり意識してる女神であった。
「貴方、転生したらマルスって名前になるよ」
「マルス? まるで英国か米国人の様だな」
「大昔の、ヨーロッパと思って間違いじゃ無いわ」
「異世界と言えば、魔物に魔法?」
こんな会話も、非常に楽しく感じた。
他の者と普通に会話したのも、初めての体験だった。
「そうだった、魔物が居たんだわ···マルス! 破損を自然回復出来る、頑丈な身体に変更するわ、読み書き会話は標準装備···完全回復魔法もサービスよ!···武器は
「お京さん有り難う!! 行くよ」
「お礼なんて友達でしょ!! マルスが呼べば即会いに行くわ!! 頑張って!!!」
「産道を押し出されてる? 頭が捻られ、続いて肩を捻りクネクネと、やっと頭を出せれた···こんなに、生まれる時って苦しいのか、知らなんだ!! 新生児が元気に良く泣くのは苦しさから開放されたからか。ここで呼吸を始めないと、はっはっはぁ~~っ確かに泣きたくなるな。痛てぇ!!! あぁ、へその尾を切ったのか。いてぇなぁ!!」
助産婦は、生まれたばかりの赤ちゃんが、産声も上げず現状を冷静に語るのを、腰を抜かして聞いていた。
「新生児とは不便だな、目が良く見えん···おっ? これは? お京さんが言ってた自然回復? 見えるようになったぞ」
腰を抜かして聞いてる助産婦は(この赤ちゃん異常! 悪魔誕生報告した方が良いかしら? でも異端審問官恐いよ!)
「あれ? オキョウさん? オーキョウ神、女神様だよ? この赤ちゃん悪魔じゃ無いわ!! 使徒様だよ!!」
助産婦の呟きが聞こえた儂は、誤解は正さないとと思い話掛けた。
「儂は使徒様じゃねぇ! お京さんとは友達だ!!」
「ひっ!! め、女神様と友達?」
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