第8話・スキル集めだぜ ダンジョン9日目~17日目

「だいぶ強くなっったな、読み込みも速いし、決断力もあるし、身体能力もかなり高い、泰斗お前は戦いの才がある、それこそ超一流になれるくらいのな、俺からはもう何も教えることはない」

 加藤教官は俺にそう満足そうな顔をしていった。


「加藤教官、ご指導ありがとうございました」

 俺は手取り足取り教えてくれた加藤教官に敬意を込めて力強くそう言いきった。


「あの~、加藤教官、俺達の指導はどうなったのでしょうか」

 真司さんが、小さく手を挙げながら、質問して俺とそして加藤教官は思い出す。


「あっ、他の三人忘れてた」

という恐ろしい事実に。


「すまん、すまん、じゃ、気を取り直してお前たちの指導をやるわ」


「お願いします」


 1時間後


 俺は指導が終わったので、端で素振りをしたり、加藤教官と戦っていた時のことを思い出しながら剣を振ったりして、さっき学んだことを体に定着させた。


 ある程度剣を振り終わり、大分体に剣の使い方が定着してきたので、少し指導の様子を見てみた。

 結論を言えば指導の程度が想像より酷かった、素振りさせながら、教官がそれを注意してく感じ、もっと、俺のようにガンガン模擬戦闘するのかと思ってたが、特に学ぶこともなさそうなので、教官に一言。


「加藤教官帰らせていただきます、それと、今日はご指導ありがとうございました」

 そう言ってから資料室へ行き暫く資料を読んでから帰った。


 家に帰ったら、昼ごはん食べて、アニメ見て、漫画読んで、夕ご飯食べて、ラノベ読んで寝た。

 次の日 ダンジョン10日目


 修理してもらった武器を取りに行ってからいつもの闇カスダンジョンへと向かった。


「再生スキルがクソ高いと知ったので、2階層のボスを中心に狩っていきます」

 そう、闇助に宣言してから2階層ボスの周回を始めていく。


 6時間後


 2階層ボスのスキルの書が3つとゾンビ2つゲットした。

 ボスの方は、ダンジョン連合に行って鑑定からの売るコースだが、ゾンビは売れないだろうし使いますか。


 ゾンビ

 スキル腐敗強化を獲得しました。

 スキル身体強化を獲得しました。


 魔石値 29840円


 ダンジョン11日目


「もし、自信満々にダンジョン連合に行って再生のスキルの書がなかったら恥ずかしいので、取り敢えず、20集めることにしますか、流石に20もスキルの書があれば再生のスキルの書出て来るやろ」

 昨日と同じように闇助にそう宣言してから2階層のボス周回に向かう。

 やはり人間言葉にして誰かに伝えてから何かをやった方がやる気が出るな。


 というわけで8時間後


 ボス3 スケルトン1 ゾンビ2のスキルの書を獲得しました。


 スケルトン

 スキル美骨格を獲得しました。


 ゾンビ

 スキル毒耐性を獲得しました。

 スキル美肉体を獲得しました。


 魔石値は40620円だった。


 ダンジョン12日目

 ボス2 ゾンビ1


「今日は何故か、かなり少なかった。少々残念だが明日頑張ろう、というか、排出率悪いな、闇カスダンジョン、普通のダンジョンはもっと排出率良いって聞くぞ。まじで、いや行くつもりは今のところないけど、ここは俺一人しかいない素晴らしい場所だしね」


 ゾンビ

 スキル闇魔法を獲得しました。


 魔石値45210円


 ダンジョン13日目

「昨日少なかったし、もっと頑張りますか、闇助も応援してくれ」

 俺がそう言うと闇助がコクコクと頷いてくれた。ちょっといやかなり可愛かったです。


 9時間後


 ボス4 スケルトン1 ゾンビ4


「そこそこ手に入った。ヤッタネ、イエーイ闇助ハイタッチ」

 闇助と喜びのハイタッチをした後早速スキルの書を使っていく。


 スケルトン

 スキル骨太を獲得しました。


 ゾンビ

 スキル闇魔法を獲得しました。

 スキル肉体強化を獲得しました。

 スキル魔力強化を獲得しました。

 スキル状態異常耐性を獲得しました。


 魔石値46380円


 ダンジョン14日目


「中々いい調子で集まってきてるな、よし、今日も頑張っていきますか」


 ボス4 ゾンビ2


 ゾンビ

 スキル闇魔法を獲得しました。

 スキル肉体再生を獲得しました。


 魔石値45190円


 ダンジョン15日目


「後少しで、20まで貯まるな。ラストスパートだ頑張っていくか」


 ボス3 スケルトン1 ゾンビ1  


 スケルトン

 骨再生を獲得しました。


 ゾンビ

 スキル身体強化を獲得しました。


 魔石値42980円


 ダンジョン16日目


 ボス3 スケルトン2 ゾンビ2


「よしやっとだ、やっと20超えた、これだけあれば再生出て来るだろ」


 スケルトン

 スキル骨強化を獲得しました。

 スキル骨強化を獲得しました。


 ゾンビ

 スキル肉体再生を獲得しました。

 スキル肉体強化を獲得しました。


 魔石値45010円


「さてと明日、このスキルの書を売りに行きますか」


 17日目


 早速、スキルの書を持って、ダンジョン連合に向かった。


「すみません、スキルの書の鑑定をお願いしたいのですが」


「はい分かりました、では1回千円のスキルの書鑑定が20回分という事で2万円お支払いください」

 2万かそこそこ高いな、でも、100万のためだ。


「じゃあ、それでお願いします」

 そう言って、2万円を支払う。


「はい、ありがとうございます、では鑑定は10分ほどで終わりますので、少々お待ち下さい」


「うわ、緊張するな」

 そう、つぶやきながら、待っていると。


「あれ、泰斗君じゃない、久しぶり」


 そういきなり声をかけてきたのは、前に剣を指導してもらう時に出会った、2年潜ってる結衣さんだった。

 しかも結衣さん、THEイケメンって感じの男3人と一緒にいた。

 逆ハーレムかよ。結衣さん凄すぎ。というかそういう人やったんや、少し意外。


「こんにちは、お久しぶりですね」


「おいおい、結衣、そこのガキ知り合いか」

 うわ~、ヤンキー系イケメンにガキって上から目線で物言われるのうぜえ。


「この子ね、たった一人で、加藤教官と互角に渡り合うぐらい強いの、凄くない」


「は、何言ってんだ結衣、加藤教官って言ったら、一人で魔物を千を殺して、魔物暴走を止めた英雄の一人だぞ、こんなガキが戦えるわけないだろ」

 え、加藤教官ってそんな強かったんだ、魔物暴走って起きれば町一つ崩壊するレベルの災害だぞ。

 スゲー。つーか、常識的に考えて加藤教官手加減してくれてるに決まってるでしょ。


「いや、多分加藤教官が手加減してくれたんだと思いますよ」


「それもそうね、あっごめん、私たちもう行かなきゃ、じゃあまたね」

 そう言って結衣さん達は去っていった。


 さてと、鑑定完了までもう少しだな。待ちますか、そして、結衣さんが去ってから少し待ってたら、鑑定が終了してと伝えられたので、受け付けまで向かった。


 ――――――――――


 スキル

 闇魔法10 魔力強化4 身体強化5 精神強化4 骨強化4 状態異常耐性3 骨再生2 肉体再生3 再生2 骨太3 打撃耐性2 肉体強化2 奇声2 腐敗魔法1 異臭耐性1 美骨格2 美肉体1 毒耐性1 腐敗耐性1 異臭耐性1

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