第150話 登場人物紹介【四章】

『アステリス』

山本勇輔やまもとゆうすけ

 魔術:『我が真銘』

 技:『七色連環剣』

 現状:リーシャの保護者・文系大学生

 新たな魔術の可能性に気付いた男。幾度とないメイドからのハニートラップ、あるいは純粋なご奉仕(未遂)からのエリスによる折檻を受け続け、メイドを見ると若干身構える。嫌いなわけではない。むしろ好き。


・リーシャ

 魔術:『聖域』

 現状:鍵・聖女・ふしだらです

 勇者の正体を知った聖女。最近は動画サイトでグルメ動画を巡回するのがひそかな楽しみ。踊ってみたを一緒に踊り始めると、聖女効果により部屋がセイクリッドシャイン。通報されるからやめろと勇輔に怒られている。


・カナミ

 魔術:――

 現状:守護者・ファドル皇国皇女

 所持魔道具:シャイカの眼・フェルガー・アルファニール

 憧れの聖女様から治癒を受け、後になって気絶しかけるというフラッシュバックが発生するようになった。髪の毛のセットも魔道具で行っていたが、地球のヘアアイロンに衝撃を受け、目下改良中。お洒落も完璧にこなしてこその英雄。


・イリアル

 魔術:『白輳の翼スカイドール

 現状;守護者・神殿騎士・シスコン

 二章以来の登場。妹至上主義の神殿騎士。元々の戦闘力はさほど高くなかったが、ロゼとの戦いの中で一気に成長した。強くなる理由ははじめから知っていた。私の妹がこんなに可愛いわけがない。


・ユネア

 魔術:――(治癒魔術)

 現状:鍵・修霊女

 姉同様、二章以来の登場。聖女になるため目下修練中。自主練のために自分に傷をつけて魔術を練習していたら、それを見付けたイリアル(シスコン)にこっぴどく叱られた。以来、練習は弱っている虫や植物、小動物がメイン。


・メヴィア

 魔術:――(治癒魔術)

 称号:聖癒の座ヒールサイン

 現状:鍵・聖女

 過去、勇輔と共に旅をした仲間の一人。加入自体はラルカン戦よりも後。圧倒的な治癒魔術の腕を持ちながら、私がルールだと言わんばかりの破戒聖女。座に列する一人であり、信奉者たちが各国にいるため、教会も彼女の言動は黙認している。


・セバス

 魔術:――

 現状:メヴィアの椅子

 メヴィアと共に居た老年の男性。


・ラルカン・ミニエス

 魔術:『真理へ至る曲解アンロスト

 称号:歪曲・魔将

 二つ名:魔王の矛・蒼槍・将軍殺しetc

 魔王に次ぐ実力者、魔将ロードの一角。先の戦いでは、セントライズ第三騎士団、勇者パーティーを単身で相手取った化け物。沁霊術式で軍を壊滅状態に追いやり、エリスとリストも打倒したが、沁霊術式に目覚めた騎士団長によって体制を崩され、そこを勇輔に斬られた。渓谷に落ちて川を流れていたところをロゼに助けられた。幼少の時から卓越した魔術の腕を持ち、戦うことだけが存在理由だと考えていた。


・ロゼ・クレシオン

 魔術:『影に潜む者フィフィ

 称号:なし

 ラルカンに救われた魔族の少女。両親は二人とも優秀な魔術師で、従軍していたところ、勇者パーティーと戦闘になった。二人はそこで命を落とし、攻勢に出た人族の軍によってロゼの村も焼かれた。魔術のポテンシャルは高く、ラルカンが勇輔に殺されかけてから、格段に強くなった。何を出しても美味いとしか言わないラルカンの好みを完全に把握している唯一の女性。




『対魔官』

伊澄月子いすみつきこ

 魔術:――(金雷の発生と操作)

 現状:勇輔の元カノ・第二位階対魔官

 所持魔道具:金雷槍

 四章での登場は、実は一回きり。勇輔と付き合っている時から、何かしら女の子らしい趣味を見付けようと悪戦苦闘するが、魔術戦闘極振りステータスのため、たいていうまくいかない。女友達の間では、雰囲気詐欺と言われている。

 


加賀見綾香かがみあやか

 魔術:波動

 現状:苦労人・第三位階対魔官

 所持魔道具:浸千(実家置き、使用時は父とプロレス不可避)

 四章での登場が、やっぱり一回きり。苦労人オブ苦労人。一時期は女の子らしい趣味とか持ってた方がいいのでは? と思うも、仕事が忙しくてそれどころじゃねーんだよこっちは。



『大学』

金剛総司こんごうそうじ

 赤髪のヤンキー。久々の登場は一月以上ぶり。気の強い女性がそんなに得意ではないのだが、合宿に行った時は様々な女性から逆ナンされている。今のところ一番の常識人。


松田宗徳まつだむねのり

 ドМ。一月ぶりのはずなのに、そんな感じが全然しない。合宿の最後の飲み会は、異変を感じ取り情報収集に駆けずり回った妖怪。コメント欄の盛り上がり方が異常なの何なん。


陽向紫ひなたゆかり

 最後の最後に登場した小悪魔系? 後輩。月子を見て、自分もファッションはシンプルなものにしようかと思った時期もあったが、同じ土俵で戦っても絶対に勝てないことを悟り、路線変更。みんなちがってみんないい。




第四章 後書き

 秋道通です。第四章がついに終わりました。第三章、というよりこれまでの章と比べて圧倒的にコメディ要素のないシリアスな章となりました。タグのギャグ要素はどこに消えたのか。読者の皆様も読みながらストレスの溜まる回も多々あったかと思いますが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。コメントやレビュー、評価、登録、いつもありがたく拝見させていただいております。

 一つお伝えしなければいけないのですが、ストックがもう切れてしまいます。本業もありますので、これまでのような毎日投稿は難しくなるかもしれませんが、話は変わらず進んでいきますので、次章もお楽しみいただければ幸いです。

 

 次章、あの人がついに登場――。

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